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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


8.13.1 ASCII

対象データの先頭の文字の文字コードを整数値で返します。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

スカラ関数ASCII::=ASCII(対象データ)
 
  対象データ::=値式

(2) 指定形式の説明

対象データ

対象データを指定します。

指定規則を次に示します。

  • 対象データは,値式の形式で指定します。値式については,「7.20 値式」を参照してください。

  • 対象データには,CHAR型またはVARCHAR型のデータを指定してください。

  • 対象データには,?パラメタを単独で指定できません。

スカラ関数ASCIIの実行結果の例を次に示します。使用している文字コードはUnicode(UTF-8)とします。

(例)

ASCII('A') → 65

ASCII('ABCD') → 65

ASCII('[図データ]') → 14845345

(3) 規則

  1. 実行結果のデータ型はINTEGER型になります。

  2. 実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。

  3. 次のどちらかの場合,実行結果はナル値になります。

    • 対象データがナル値の場合

    • 対象データが実長0バイトまたは実長0文字の場合

(4) 例題

例題

T1C1列の文字データのうち,先頭の文字がASCIIコードの範囲にある文字データを検索します。

SELECT "C1" FROM "T1" WHERE ASCII("C1")<128

[図データ]