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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


8.9.6 LASTDAY

日時データに指定した月の最終日の日付または日時を返します。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

スカラ関数LASTDAY::={LASTDAY|LAST_DAY}(日時データ)
 
  日時データ::=値式

(2) 指定形式の説明

日時データ

処理対象の日時データを指定します。

指定規則を次に示します。

  • 日時データは,値式の形式で指定します。値式については,「7.20 値式」を参照してください。

  • 日時データのデータ型は,DATE型,TIMESTAMP型,CHAR型,またはVARCHAR型のどれかにしてください。ただし,CHAR型またはVARCHAR型の場合は,日付を表す既定の入力表現または時刻印を表す既定の入力表現の形式に従っている文字列定数だけを指定できます。既定の入力表現については,「6.3.3 既定の文字列表現」を参照してください。

  • 日時データには,?パラメタを単独で指定できません。

(3) 規則

  1. 実行結果のデータ型は次のようになります。

    • 日時データDATE型または日付を表す既定の入力表現(CHAR型,VARCHAR型)の場合,実行結果のデータ型はDATE型になります。

    • 日時データTIMESTAMP型または時刻印を表す既定の入力表現(CHAR型,VARCHAR型)の場合,実行結果のデータ型はTIMESTAMP型になります。

  2. 実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。

  3. 日時データがナル値の場合,実行結果はナル値になります。

  4. 日時データTIMESTAMP型または時刻印を表す既定の入力表現(CHAR型,VARCHAR型)の場合,時,分,秒,および小数秒の部分は入力値をそのまま返します。

    (例)

    LASTDAY(TIMESTAMP'2014-07-03 15:30:45.123') → '2014-07-31 15:30:45.123'

(4) 例題

例題

T1C2列の日時データに対して,その月の最終日の日付を求めます。

SELECT "C1",LASTDAY("C2") FROM "T1"

[図データ]