8.5.7 RTRIM
対象データの文字列の末尾から順に，削除文字に指定した文字を削除します。
文字列の末尾から順に削除文字と一致するかどうかをチェックし，削除文字と一致した場合，その文字を削除します。削除文字と異なる文字が現れた場合，そこで処理を終了します。
- 〈この項の構成〉
(1) 指定形式
スカラ関数RTRIM：：＝RTRIM(対象データ〔,削除文字〕) 対象データ：：＝値式 削除文字：：＝値式
(2) 指定形式の説明
- 対象データ：
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削除文字に指定した文字を削除するデータを指定します。
指定規則を次に示します。
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対象データは，値式の形式で指定します。値式については，「7.20 値式」を参照してください。
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対象データには，CHAR型またはVARCHAR型のデータを指定してください。
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対象データには，？パラメタを単独で指定できません。
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- 削除文字：
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対象データから削除する文字を指定します。
指定規則を次に示します。
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削除文字は，値式の形式で指定します。値式については，「7.20 値式」を参照してください。
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削除文字には，CHAR型またはVARCHAR型のデータを指定してください。
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削除文字を省略した場合，削除文字に半角空白が仮定されます。
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削除文字に？パラメタを単独で指定した場合，？パラメタに仮定されるデータ型はVARCHAR(32000)になります。
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スカラ関数RTRIMの実行結果の例を次に示します。
- （例）
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RTRIM('1020rst201','012') → '1020rst'
![[図データ]](GRAPHICS/F0000275.GIF)
RTRIM('aaaadatabaseaaaa','a') → 'aaaadatabase'
RTRIM('aabbccdatabase','abes') → 'aabbccdat'
RTRIM('△△△database△') →'△△△database'
RTRIM('database','012') → 'database'
（凡例）△：半角空白
(3) 規則
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実行結果のデータ型とデータ長を次の表に示します。
表8‒17 スカラ関数RTRIMの実行結果のデータ型とデータ長 対象データのデータ型とデータ長
実行結果のデータ型とデータ長
CHAR(n)
VARCHAR(n)
VARCHAR(n)
（凡例）n：対象データの最大長
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実行結果の値は，非ナル値制約なし（ナル値を許す）となります。
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対象データまたは削除文字がナル値の場合，実行結果はナル値になります。
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対象データが実長0バイトまたは実長0文字のデータの場合，実行結果は実長0バイトのデータになります。
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対象データの文字列がすべて削除された場合，実行結果は実長0バイトのデータになります。
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削除文字に実長0バイトまたは実長0文字のデータを指定した場合，実行結果の値は対象データとなります。
(4) 例題
- 例題
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表T1のC2列の文字データから，末尾に付加されている数字を削除した結果を求めます。
SELECT "C1",RTRIM("C2",'0123456789') FROM "T1"![[図データ]](GRAPHICS/F0000276.GIF)