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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


7.22.8 STDDEV_SAMP

標本標準偏差を求めます。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

一般集合関数STDDEV_SAMP::=STDDEV_SAMP(値式)

(2) 指定形式の説明

値式

標本標準偏差を求める際の入力値を値式の形式で指定します。値式については,「7.20 値式」を参照してください。

(3) 規則

  1. ナル値は集計対象に含まれません。

  2. 次に示す場合,実行結果はナル値になります。

    • 入力行数が0または1の場合

    • 集計対象の値がすべてナル値の場合

  3. 一般集合関数STDDEV_SAMPの実行結果は,一般集合関数VAR_SAMPの平方根と等しくなります。

  4. 値式に指定できるデータ型と一般集合関数STDDEV_SAMPの実行結果のデータ型を次の表に示します。

    表7‒22 値式に指定できるデータ型と一般集合関数STDDEV_SAMPの実行結果のデータ型

    項番

    値式に指定できるデータ型

    一般集合関数STDDEV_SAMPの実行結果のデータ型

    1

    INTEGER

    DOUBLE PRECISION

    2

    SMALLINT

    3

    DECIMAL(m,n)

    4

    NUMERIC(m,n)

    5

    DOUBLE PRECISION

    6

    FLOAT

(4) 例題

例題

給与表(SALARYLIST)から,社員の給料(SALARY)の標本標準偏差を求めます。

SELECT STDDEV_SAMP("SALARY") AS "STDDEV_SAMP"
    FROM "SALARYLIST"

実行結果の例

[図データ]