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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


7.21.1 値指定の指定形式

SQL文中の値指定ができる個所には,次に示す指定ができます。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

値指定::={定数?パラメタ|CURRENT_DATE|CURRENT_TIME
            |CURRENT_TIMESTAMP|CURRENT_USER}

(2) 指定形式の説明

定数

定数の詳細については,「6.3 定数」を参照してください。

値指定の結果のデータ型は,指定した定数のデータ型になります。

?パラメタ

?パラメタの詳細については,「6.6 変数(?パラメタ)」を参照してください。

値指定の結果のデータ型は,?パラメタを指定した個所によって変わります。

CURRENT_DATE

CURRENT_DATEの詳細については,「6.4.1 CURRENT_DATE」を参照してください。

値指定の結果のデータ型はDATE型になります。

CURRENT_TIME

CURRENT_TIMEの詳細については,「6.4.2 CURRENT_TIME」を参照してください。

値指定の結果のデータ型はTIME型になります。

CURRENT_TIMESTAMP

CURRENT_TIMESTAMPの詳細については,「6.4.3 CURRENT_TIMESTAMP」を参照してください。

値指定の結果のデータ型はTIMESTAMP型になります。

CURRENT_USER

CURRENT_USERの詳細については,「6.5.1 CURRENT_USER」を参照してください。

値指定の結果のデータ型はVARCHAR型になります。

(3) 例題

値指定の指定例を例題を使って説明します。

例題1

販売履歴表(SALESLIST)に次に示すデータ(行)を挿入します。

  • 顧客ID(USERID):U00358

  • 商品コード(PUR-CODE):P003

  • 販売個数(PUR-NUM):5

  • 購入日(PUR-DATE):2011-09-08

INSERT INTO "SALESLIST"
    ("USERID","PUR-CODE","PUR-NUM","PUR-DATE")
    VALUES('U00358','P003',5,DATE'2011-09-08')

下線部分が値指定の個所です。

例題2

販売履歴表(SALESLIST)から,本日商品を購入した顧客の,顧客ID(USERID),商品コード(PUR-CODE)を検索します。

SELECT "USERID","PUR-CODE"
    FROM "SALESLIST"
        WHERE "PUR-DATE"=CURRENT_DATE

下線部分が値指定の個所です。