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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


7.19.6 NULL述語

ナル値を検索する際にNULL述語を使用します。ナル値については,「6.7 ナル値」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

NULL述語::=値式 IS 〔NOT〕 NULL

(2) 指定形式の説明

値式

NULL述語の評価対象列を指定します。値式の形式で指定します。値式については,「7.20 値式」を参照してください。

?パラメタを単独で指定した場合,?パラメタに仮定されるデータ型はVARCHAR(32000)になります。

NOT

NOTを指定すると,ナル値でない行が検索対象になります。

(3) 述語の評価

指定した値式の結果がナル値である行に対して,NULL述語は真になります。NOTを指定した場合は,ナル値でない行に対して真になります。

(4) 例題

例題1

顧客表(USERSLIST)の名前(NAME)がナル値である顧客ID(USERID)を検索します。

SELECT "USERID"
    FROM "USERSLIST"
        WHERE "NAME" IS NULL

下線部分がNULL述語の指定です。

例題2

顧客表(USERSLIST)の名前(NAME)がナル値ではない顧客ID(USERID)を検索します。

SELECT "USERID"
    FROM "USERSLIST"
        WHERE "NAME" IS NOT NULL

下線部分がNULL述語の指定です。