7.19.2　EXISTS述語

表副問合せの結果が0行（空集合）でないかどうかを判定するときにEXISTS述語を使用します。

〈この項の構成〉

(1)　指定形式

EXISTS述語：：＝EXISTS 表副問合せ

表副問合せの結果が1行以上の場合，EXISTS述語の結果が真になります。表副問合せの結果が0行（空集合）の場合，EXISTS述語の結果が偽になります。EXISTS述語の結果を次の表に示します。

表7‒3　EXISTS述語の結果
項番	表副問合せの結果の行数	EXISTS述語の結果
1	1行以上	`真`
2	0行（空集合）	`偽`

表副問合せ中の選択リストに，*または表指定.*を指定した場合，表副問合せ中の表参照で指定した表の任意の1列を指定した意味になります。ただし，集合関数の指定は該当しません。

例題

販売履歴表（SALESLIST）と商品一覧表（PRODUCTSLIST）から，販売実績のある商品の情報を検索します。

SELECT * FROM "PRODUCTSLIST"
    WHERE EXISTS(SELECT * FROM "SALESLIST"
             WHERE "SALESLIST"."PUR-CODE"="PRODUCTSLIST"."PUR-CODE")

下線部分がEXISTS述語の指定です。