Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


2.1 SQLの一覧

HADBがサポートしているSQLの一覧を次の表に示します。

表2‒1 HADBがサポートしているSQLの一覧

項番

分類

HADBがサポートしているSQL

説明

1

定義系SQL

ALTER TABLE

実表の定義を変更します。

2

ALTER USER

HADBユーザの情報を変更します。

3

ALTER VIEW

ビュー表を再作成します。

4

CREATE AUDIT

監査対象を定義します。

5

CREATE INDEX

実表の列にインデクスを定義します。

6

CREATE SCHEMA

スキーマを定義します。

7

CREATE TABLE

実表を定義します。

8

CREATE USER

HADBユーザを作成します。

9

CREATE VIEW

ビュー表を定義します。

10

DROP AUDIT

監査対象の定義を削除します。

11

DROP INDEX

インデクスを削除します。

12

DROP SCHEMA

スキーマを削除します。

13

DROP TABLE

実表を削除します。

14

DROP USER

HADBユーザを削除します。

15

DROP VIEW

ビュー表を削除します。

16

GRANT

HADBユーザに権限を付与します。

17

REVOKE

HADBユーザの権限を取り消します。

18

操作系SQL

DELETE

行を削除します。

19

INSERT

表に行を挿入します。

20

PURGE CHUNK

チャンク内のすべての行を削除します。

21

SELECT

表のデータを検索します。

22

TRUNCATE TABLE

実表内のすべての行を削除します。

23

UPDATE

行の値を更新します。

24

制御系SQL

COMMIT

トランザクションが更新したデータベースの内容を有効にして,トランザクションを正常終了します。

25

ROLLBACK

トランザクションが更新したデータベースの内容を無効にして,トランザクションを取り消します。

上記のSQLをAPまたはadbsqlコマンドで実行することができます。ただし,制御系SQLのCOMMITおよびROLLBACKについては,APで使用することはできません。

  • JDBCドライバを使用している場合は,Connectionインタフェースのcommitメソッドまたはrollbackメソッドを使用してください。これらのメソッドについては,マニュアルHADB AP開発ガイドを参照してください。

  • ODBCドライバを使用している場合は,ODBC関数のSQLEndTranを使用してください。SQLEndTranについては,マニュアルHADB AP開発ガイドを参照してください。

  • CLI関数を使用している場合は,a_rdb_SQLEndTran()を使用してください。a_rdb_SQLEndTran()については,マニュアルHADB AP開発ガイドを参照してください。

メモ
  • SELECT文を検索系SQLと呼びます。

  • INSERT文,UPDATE文,DELETE文,PURGE CHUNK文,およびTRUNCATE TABLE文を更新系SQLと呼びます。