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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


1.9 複数の表を指定して検索する(表の結合)

複数の表に検索対象のデータが分散している場合,共通の情報を持つ列を対応づけて検索を行います。これを表の結合といいます。販売履歴表(SALESLIST)と顧客表(USERSLIST)を例にして,表の結合について説明します。

(例)

次に示す販売履歴表(SALESLIST)と顧客表(USERSLIST)から,2011/9/7に商品を購入した顧客の名前(NAME)を検索するとします。

SELECT文の指定

  SELECT "NAME"
      FROM "SALESLIST","USERSLIST"
          WHERE "PUR-DATE"=DATE'2011-09-07'
          AND "SALESLIST"."USERID"="USERSLIST"."USERID"
説明

探索条件に指定した購入日(PUR-DATE)の情報は,販売履歴表(SALESLIST)にあります。一方,検索結果として出力する名前(NAME)の情報は,顧客表(USERSLIST)にあります。このような場合に,販売履歴表(SALESLIST)と顧客表(USERSLIST)を,共通の情報を持つ顧客ID(USERID)で結合します。

[図データ]

検索結果

[図データ]

〈この節の構成〉