Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


48.3 使用例

DBエリア暗号化機能で使用するHADB暗号鍵を更新する方法を説明します。

  1. adbchgsrvmodeコマンドを実行して,HADBサーバの稼働モードを通常モードからメンテナンスモードに変更する

    実行例

    adbchgsrvmode --maintenance
  2. adbupddmkコマンドを実行する

    実行例

    adbupddmk -u CADMIN                    ...a
              -p '#HelloCADMIN_00'         ...b
              /HADB/.crypto/adb_dmkey      ...c
              /HADB/.crypto/adb_v2_dmkey   ...d

    [説明]

    1. adbupddmkコマンドを実行するHADBユーザの認可識別子を指定します。

    2. -uオプションに指定した認可識別子のパスワードを指定します。

    3. 現在のHADB暗号鍵ファイルの絶対パス名を指定します。

    4. 新しいHADB暗号鍵ファイルの絶対パス名を指定します。

  3. 現在のHADB暗号鍵のHADB暗号鍵利用パスワードを入力する

    HADB暗号鍵利用パスワードの入力を求めるKFAA90013-Qメッセージが出力されます。標準入力から現在のHADB暗号鍵のHADB暗号鍵利用パスワードを入力してください。

  4. 新しいHADB暗号鍵のHADB暗号鍵利用パスワードを入力する

    HADB暗号鍵利用パスワードの入力を求めるKFAA90013-Qメッセージが出力されます。標準入力から新しいHADB暗号鍵のHADB暗号鍵利用パスワードを入力してください。

  5. サーバ定義のadb_crypto_dmkey_pathオペランドに指定しているHADB暗号鍵ファイルの絶対パス名を,新しいHADB暗号鍵ファイルの絶対パス名に変更する

  6. adbchgsrvmodeコマンドを実行して,HADBサーバの稼働モードをメンテナンスモードから通常モードに変更する

    実行例

    adbchgsrvmode --normal