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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


46.1.4 同義語辞書ファイルの同期

プライマリノードにある同義語辞書ファイルを各セカンダリノードおよびワーカーノードにコピーして,全ノードの同義語辞書ファイルを同じファイルにすることを同義語辞書ファイルの同期といいます。adbsyndict -sコマンドが実行されると,プライマリノードadb_syndict_storage_pathオペランドに指定したディレクトリ下の同義語辞書ファイルが,全ノードのadb_syndict_node_storage_pathオペランドに指定したディレクトリ下にコピーされます。

メモ

HADBサーバは,最新の同義語辞書ファイルが,各ノードのadb_syndict_node_storage_pathオペランドに指定したディレクトリ下にあるかどうかを確認し,ない場合はプライマリノードの同義語辞書ファイルをコピーします。

マルチノード機能の使用時に同義語検索を行う場合,各ノードのadb_syndict_node_storage_pathオペランドに指定したディレクトリ下に格納されている同義語辞書ファイルが使用されます。何らかの原因によって,古い同義語辞書ファイルが格納されているセカンダリノードまたはワーカーノードがある場合,そのセカンダリノードまたはワーカーノードでは同義語検索のSQL文の処理が実行されません。そのセカンダリノードまたはワーカーノードに同義語検索のSQL文の処理が割り当てられた場合,SQL文の処理を実行するノードをセカンダリノードまたはワーカーノードからプライマリノードに切り替えます。

同義語辞書の登録,更新,削除の際は,同義語辞書ファイルの同期処理が自動的に行われます。そのため,adbsyndict -sコマンドを実行して,同義語辞書ファイルの同期を取るのは,次のような場合に限られます。