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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


37.1.3 データ用DBエリアの拡張(データ用DBエリアファイルの追加)

adbmodareaコマンドを実行すると,1つのデータ用DBエリアの領域を拡張できます(データ用DBエリアにDBエリアファイルを追加できます)。

データ用DBエリアの拡張の概要を次の図に示します。

図37‒9 データ用DBエリアの拡張(データ用DBエリアファイルの追加)

[図データ]

データ用DBエリアの拡張(データ用DBエリアファイルの追加)で使用するファイルについて説明します。

なお,追加するDBエリアファイルとして,ブロックスペシャルファイルを割り当てることもできます。この場合,DBディレクトリ下にはブロックスペシャルファイルへのシンボリックリンクが作成されます。

図37‒10 DBエリアファイルとしてブロックスペシャルファイルを割り当てる場合(データ用DBエリアの拡張)

[図データ]

重要

ほかのDBエリアファイルに割り当て済みのブロックスペシャルファイルを,新しいDBエリアファイルとして割り当てることはできません。

ブロックスペシャルファイルを割り当てる場合のDBエリア追加・変更オプションの指定については,「37.2.2 DBエリア追加・変更オプションの形式」の「(2) 指定形式の説明」の「(b) コマンド形式」のadbexpandareaオペランドを参照してください。

■AWS環境でクラウドストレージ機能を使用している場合

データ用DBエリアを拡張すると,S3バケット内に約1ペタバイトの領域(仮想DBエリアファイル)が1つ追加されます。

図37‒11 データ用DBエリアの拡張(AWS環境でクラウドストレージ機能を使用している場合)

[図データ]

■Azure環境でクラウドストレージ機能を使用している場合

データ用DBエリアを拡張すると,コンテナー内に約1ペタバイトの領域(仮想DBエリアファイル)が1つ追加されます。

図37‒12 データ用DBエリアの拡張(Azure環境でクラウドストレージ機能を使用している場合)

[図データ]