Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


37.1.1 データ用DBエリアの追加

adbmodareaコマンドを実行すると,データ用DBエリアを1つ追加できます。

データ用DBエリアの追加の概要を次の図に示します。

図37‒1 データ用DBエリアの追加

[図データ]

データ用DBエリアの追加で使用するファイルについて説明します。

なお,追加するDBエリアのDBエリアファイルとしてブロックスペシャルファイルを割り当てることもできます。この場合,DBディレクトリ下にはブロックスペシャルファイルへのシンボリックリンクが作成されます。

図37‒2 DBエリアファイルとしてブロックスペシャルファイルを割り当てる場合(データ用DBエリアの追加)

[図データ]

重要

ほかのDBエリアファイルに割り当て済みのブロックスペシャルファイルを,新しいDBエリアファイルとして割り当てることはできません。

ブロックスペシャルファイルを割り当てる場合のDBエリア追加・変更オプションの指定については,「37.2.2 DBエリア追加・変更オプションの形式」の「(2) 指定形式の説明」の「(b) コマンド形式」のadbaddareaオペランドを参照してください。

AWS環境でクラウドストレージ機能を使用している場合

データ用DBエリアを追加すると,そのデータ用DBエリアのデータを格納する約1ペタバイトの領域(仮想DBエリアファイル)がS3バケット内に作成されます。

図37‒3 データ用DBエリアの追加(AWS環境でクラウドストレージ機能を使用している場合)

[図データ]

■Azure環境でクラウドストレージ機能を使用している場合

データ用DBエリアを追加すると,そのデータ用DBエリアのデータを格納する約1ペタバイトの領域(仮想DBエリアファイル)がコンテナー内に作成されます。

図37‒4 データ用DBエリアの追加(Azure環境でクラウドストレージ機能を使用している場合)

[図データ]