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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


35.3.2 任意のチャンク(カレントチャンクを含まない)をマージする場合

次に示す条件で,カレントチャンク以外の任意のチャンクを,新しいチャンクにマージします。

  1. TABLE01の定義時にCHUNKを指定している(表TABLE01はマルチチャンク表である)

  2. TABLE01にはB-treeインデクス,テキストインデクス,およびレンジインデクスが定義されている

  3. TABLE01に対して,バックグラウンドインポート機能を2回適用してデータをインポートした

  4. TABLE01には,チャンクIDが1,2および3のチャンクが存在する

  5. TABLE01のカレントチャンクのチャンクIDは3

[図データ]

このとき,次に示す手順でadbmergechunkコマンドを実行します。

手順
  1. マージチャンクオプションファイルを作成する

  2. adbmergechunkコマンドを実行する

各手順の例を以降で説明します。

〈この項の構成〉

(1) マージチャンクオプションファイルを作成する

マージチャンクオプションファイルを作成して,マージチャンクオプションを指定します。

マージチャンクオプションファイルの指定例
set adb_mergechunk_rthd_num = 3
set adb_mergechunk_scan_buff_size = 2
      :

(2) adbmergechunkコマンドを実行する

adbmergechunk -u ADBUSER01                                       ...1
              -p '#HelloHADB_01'                                 ...2
              -z /home/adbmanager/merge_file/mergechunk_opt.txt  ...3
              -m 'January 2014'                                  ...4
              -c 1,2                                             ...5
              TABLE01                                            ...6
[説明]
  1. adbmergechunkコマンドを実行するHADBユーザの認可識別子を指定します。

  2. -uオプションに指定した認可識別子のパスワードを指定します。

  3. (1) マージチャンクオプションファイルを作成する」で作成したマージチャンクオプションファイルの絶対パス名を指定します。

  4. マージ先チャンクに設定するコメントを指定します。

  5. マージ元チャンクIDを指定します。

    この例の場合,チャンクIDが1および2のチャンクをマージします。adbmergechunkコマンド実行後のカレントチャンクは,チャンクIDが3のチャンクのままです。

  6. 処理対象表(TABLE01)を指定します。