18.6 注意事項
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adbinfogetコマンドを実行するには,環境変数ADBDIRが設定されている必要があります。
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adbinfogetコマンドはHADBサーバの状態に関係なく実行できます。ただし,-gオプションを指定する場合は,HADBサーバの稼働中に実行してください。
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adbinfogetコマンドが異常終了した場合,トラブルシュート情報ファイルの出力先ディレクトリ下に作業用のディレクトリ(ディレクトリ名:adbinfo<コマンドの実行日時>)が削除されないで残ることがあります。この場合,OSのrmコマンドでこの作業用のディレクトリを削除してください。
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adbinfogetコマンドの延長でHADBのコマンド(adblsコマンドなど)が実行されます。このコマンドの実行に失敗した場合,標準エラー出力またはメッセージログファイルにエラーメッセージが出力されます。この場合,出力されたエラーメッセージを参照してエラー要因を取り除いて,そのあとにadbinfogetコマンドを再実行してください。
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adbinitコマンドの実行中にadbinfogetコマンドを実行しないでください。実行した場合,adbinitコマンドまたはadbinfogetコマンドの延長で実行されるコマンドが異常終了したり,不正なトラブルシュート情報を取得したりすることがあります。
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サーバ定義の指定内容によっては,detail版のトラブルシュート情報ファイルの取得に非常に時間が掛かることがあります。トラブルシュート情報ファイルの取得を中止する場合は,[Ctrl]+[C]キーや,OSのkillコマンドなどでadbinfogetコマンドのプロセスを終了してください。その後,adbinfogetコマンドに-lオプションを指定し,mail版およびlight版のトラブルシュート情報ファイルを取得するようにしてください。
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adbinfogetコマンドの実行時,次の表に示すディレクトリおよびファイルにアクセスします。adbinfogetコマンドを実行する前に,各ディレクトリおよびファイルに次の表に示すパーミッションを設定してください。
表18‒5 ディレクトリおよびファイルに設定するパーミッション ディレクトリおよびファイル
アクセスするOSユーザ※
必要な権限
トラブルシュート情報ファイルの出力先ディレクトリ
コマンドの実行ユーザ
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読み取り権限
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書き込み権限
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実行権限
コアファイル
コマンドの実行ユーザ
読み取り権限
- 注※
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「コマンドの実行ユーザ」については,「表1‒1 コマンドの一覧(コマンドの実行条件)」の「コマンドを実行できるOSユーザ」列を参照してください。
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