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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


17.10.6 再実行時にコマンドオプションおよびインポートオプションを変更する場合

ここでは,adbimportコマンドの再実行時に,コマンドオプションおよびインポートオプションを変更する場合の動作について示します。

〈この項の構成〉

(1) コマンドオプションを変更する場合

変更したコマンドオプションが有効になるかどうかは,adbimportコマンドの中断タイミングによって異なります。コマンドオプションを変更する場合の再開時の動作について,次の表に示します。

表17‒18 コマンドオプションを変更する場合の再開時の動作

項番

変更するコマンドオプション

中断のタイミング

表データ部の作成中

ソート処理中

B-treeインデクスとテキストインデクスの作成中

1

-uオプション

×

×

×

2

-pオプション

×

×

×

3

-dオプション

4

-kオプション

5

-sオプション

6

-gオプション

7

-wオプション

8

-zオプション

9

-eオプション

10

--forceオプション

--forceを指定すると処理の初めから強制実行されるため,該当しません。

11

-bオプション

12

--status waitオプション

13

-mオプション

14

-fオプション

15

-rオプション

16

処理対象表

×

×

×

17

入力データパスファイル名

(凡例)

○:変更が有効になります。

×:変更すると,再実行となりません。

−:変更しても無視されます(変更前の指定で実行されます)。

注※

中断のタイミングについては,「表17‒17 adbimportコマンドの中断タイミングによるB-treeインデクスとテキストインデクス作成処理からの再実行機能の適用可否」を参照してください。

(2) インポートオプションを変更する場合

変更したインポートオプションが有効になるかどうかは,adbimportコマンドの中断タイミングによって異なります。インポートオプションを変更する場合の再開時の動作について,次の表に示します。

表17‒19 インポートオプションを変更する場合の再開時の動作

項番

変更するインポートオプション

中断のタイミング

表データ部の作成中

ソート処理中

B-treeインデクスとテキストインデクスの作成中

1

adb_import_errdata_file_name

2

adb_import_errdata_num

3

adb_import_errmsg_lv

4

adb_import_rthd_num

5

adb_import_read_size

6

adb_import_buff_blk_num

7

adb_import_sort_buff_size

8

adb_import_dividx_rd_buff_size

9

adb_import_dividx_wt_buff_size

10

adb_import_txt_buff_size

11

adb_import_decompress_buff_size

12

adb_import_dvbix_rthd_use

×

×

×

13

adb_import_null_string

(凡例)

○:変更が有効になります。

−:変更しても無視されます(変更前の指定で実行されます)。

×:指定は無視されます(FIXEDが指定されたと仮定して実行されます)。なお,サーバ定義adb_cmd_dvbix_rthd_useオペランドが指定されていても,その指定も無視されます。

注※

中断のタイミングについては,「表17‒17 adbimportコマンドの中断タイミングによるB-treeインデクスとテキストインデクス作成処理からの再実行機能の適用可否」を参照してください。