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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


16.3.1 未完状態のインデクスを再作成する場合

次に示す条件で,未完状態のインデクス(BIDX02TIDX01,およびRIDX01)を再作成して使用できるようにします。

  1. TABLE01にはB-treeインデクスBIDX01が定義されている

  2. TABLE01にはデータが格納されている

  3. TABLE01にデータを格納したあとで,B-treeインデクスBIDX02,テキストインデクスTIDX01,およびレンジインデクスRIDX01の定義を表TABLE01に追加する(BIDX02TIDX01,およびRIDX01は未完状態となる)

[図データ]

このとき,次に示す手順でadbidxrebuildコマンドを実行します。

手順
  1. インデクス再作成オプションファイルを作成する

  2. adbidxrebuildコマンドを実行する

各手順の例を以降で説明します。

〈この項の構成〉

(1) インデクス再作成オプションファイルを作成する

インデクス再作成オプションファイルを作成して,インデクス再作成オプションを指定します。

インデクス再作成オプションファイルの指定例
set adb_idxrebuild_rthd_num = 3
set adb_idxrebuild_scan_buff_size = 2
      :

(2) adbidxrebuildコマンドを実行する

adbidxrebuild -u ADBUSER01                                            ...1
              -p '#HelloHADB_01'                                      ...2
              -g 10                                                   ...3
              -z /home/adbmanager/rebuild_file/idxrebuild_opt.txt     ...4
              TABLE01                                                 ...5
[説明]
  1. adbidxrebuildコマンドを実行するHADBユーザの認可識別子を指定します。

  2. -uオプションに指定した認可識別子のパスワードを指定します。

  3. インデクス再作成処理の経過メッセージ(KFAA80205-I)が10,000行ごとに出力されるように指定します。

  4. (1) インデクス再作成オプションファイルを作成する」で作成したインデクス再作成オプションファイルの絶対パス名を指定します。

  5. 処理対象表(TABLE01)を指定します。

    インデクス識別子ファイルを指定していないため,処理対象表に定義されている未完状態のインデクス(BIDX02TIDX01,およびRIDX01)が再作成処理の対象となります。