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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


10.5 注意事項

  1. adbclientdefmangコマンドは,HADBサーバが稼働中に実行できます。

  2. --updateオプションを指定してadbclientdefmangコマンドを実行した場合,クライアント定義の集中管理機能を適用したHADBクライアントの認可識別子で,HADBサーバに接続済みのAPに変更内容は適用されません。一度APをHADBサーバから切り離して,次に接続したタイミングで,クライアント定義の集中管理機能の内容が適用されます。

  3. クライアント定義の集中管理機能が無効な状態で,--updateオプションを省略してadbclientdefmangコマンドを実行した場合,「authorization-identifier client-definition-file」だけが出力されます。

  4. adbclientdefmangコマンドは,複数同時に実行できません。複数同時に実行した場合は,エラーになります。

  5. マルチノード機能を使用する場合は,プライマリノードadbclientdefmangコマンドを実行してください。セカンダリノードおよびワーカーノードで,adbclientdefmangコマンドは実行できません。

  6. HAモニタありのマルチノード構成の場合は,--updateオプションを指定してadbclientdefmangコマンドを実行する前に,プライマリノードおよび起動中のセカンダリノードのクライアント管理定義ファイルの内容を統一してください。

    プライマリノードおよび起動中のセカンダリノードのクライアント管理定義ファイルの内容が不一致のまま,--updateオプションを指定したadbclientdefmangコマンドを実行すると,エラーになります。

  7. HADBサーバが停止している状態で,adbclientdefmangコマンドを実行すると,エラーメッセージが出力されます。HADBサーバが停止している状態でクライアント定義の集中管理機能の内容を変更したい場合は,クライアント管理定義ファイルを変更してから,HADBサーバを起動してください。

  8. adbclientdefmangコマンドの実行時,次の表に示すファイルにアクセスします。adbclientdefmangコマンドを実行する前に,各ファイルに次の表に示すパーミッションを設定してください。

    表10‒2 ファイルに設定するパーミッション

    ファイル

    アクセスするOSユーザ

    必要な権限

    クライアント管理定義ファイル

    HADBサーバプロセスの実行ユーザ

    読み取り権限

    クライアント管理定義のadbclientmangオペランドの-fオプションに指定したクライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイル

    HADBサーバプロセスの実行ユーザ

    読み取り権限

    注※

    「HADBサーバプロセスの実行ユーザ」は,HADB管理者のOSユーザです。