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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


1.5 環境変数の設定

各コマンドの実行時に,必要に応じて次の表に示す環境変数を設定してください。

環境変数を設定する場合は,環境変数に設定した値がコマンド実行時のシェルで有効になるようにしてください。設定方法については,シェルのマニュアルを参照してください。

表1‒5 環境変数に設定する値

項番

環境変数

設定する値

1

ADB_DEFFILE_UNSUPPORTED_OPERAND_BEHAVIOR

この環境変数には,コマンドのオプションファイルに,サポートされていないオペランド名またはオプション名が指定されていた場合に,オプションファイルの解析処理でエラーにするかどうかを指定します。

通常は,この環境変数の指定は不要です。

この環境変数には,次のどちらかが指定できます。

  • ERROR:オプションファイルの解析処理をエラーにして,コマンド処理を終了します。

  • INFORMATION:オプションファイルの解析処理をエラーにしないで,コマンド処理を続行します。このとき,KFAA50073-Iメッセージが出力されます。

この環境変数を省略した場合,ERRORが仮定されます。

なお,一部のコマンドは,HADBサーバでオプションファイルの解析処理が行われます。その場合,コマンド処理の動作は,HADBサーバの環境変数ADB_DEFFILE_UNSUPPORTED_OPERAND_BEHAVIORの値に従います。そのため,コマンド処理の動作を一致させるために,この環境変数の値とHADBサーバの環境変数ADB_DEFFILE_UNSUPPORTED_OPERAND_BEHAVIORの値を同じにすることを推奨します。

HADBサーバの環境変数については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイド環境変数の設定を参照してください。