37.5.2 マルチノード機能使用時の注意事項
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adbmodareaコマンドは,プライマリノードのHADBサーバで実行してください。
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HAモニタありのマルチノード構成の場合,プライマリノードおよび全セカンダリノードが稼働中のときにデータ用DBエリアを追加または拡張できます。
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ワーカーノードが停止していてもデータ用DBエリアを追加または拡張できますが,停止していたワーカーノードをマルチノード構成に追加する際,adbinitコマンドでDBディレクトリの再作成が必要になります。そのため,ワーカーノードも含めた全ノードが稼働中のときにデータ用DBエリアを追加または拡張することを推奨します。データ用DBエリアの追加または拡張手順については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのデータ用DBエリアの追加・削除・拡張(マルチノード機能の使用時)を参照してください。
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DBエリアを追加または拡張する場合は,追加するDBエリアファイルをブロックスペシャルファイルに割り当てる必要があります。このブロックスペシャルファイルは,全ノードから同じパス名でアクセスできる必要があります。そのため,WWNを含むブロックスペシャルファイルを使用してください。詳細については,「20.3.3 DBディレクトリを作成する場合(マルチノード機能の使用時)」を参照してください。
- メモ
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クラウドストレージ機能を使用している場合,この注意事項は該当しません。
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共有ディスクのSCSIリザーブを使用している場合,次に示すときは,HAモニタのserversファイル中のオペランドの指定を変更する必要があります。
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adbmodareaコマンドでDBエリアを追加するとき
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adbmodareaコマンドでDBエリアを拡張するとき
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adbmodareaコマンドでDBエリアを削除するとき
そのため,マルチノード構成のHADBサーバをいったん終了する必要があります。運用手順の詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのデータ用DBエリアの追加・削除・拡張(マルチノード機能の使用時)を参照してください。
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adbmodareaコマンドの実行中は,ワーカーノードを追加できません。