29.3 使用例
マルチノード構成の各HADBサーバの状態を表示します。
- 例1(すべてのノードのHADBサーバが稼働している場合)
-
adbls -d node NODE_NO NODE_TYPE SVID IP-ADDRESS STATUS START_TIME 1 PRIMARY 22602 (XX.XXX.XX.14 ) ACTIVE 2021-12-05 18:03:22 2 SECONDARY 16226 (XX.XXX.XX.16 ) ACTIVE 2021-12-05 18:03:13 3 SECONDARY 7749 (XX.XXX.XX.6 ) ACTIVE 2021-12-05 18:03:19 4 WORKER 8801 (XX.XXX.XX.8 ) ACTIVE 2021-12-05 18:03:31 5 WORKER 8964 (XX.XXX.XX.9 ) ACTIVE 2021-12-05 18:03:40
- 例2(マルチノード構成から切り離されたノードがある場合)
-
adbls -d node NODE_NO NODE_TYPE SVID IP-ADDRESS STATUS START_TIME 1 PRIMARY (XX.XXX.XX.14 ) ABORT 2 PRIMARY 16226 (XX.XXX.XX.16 ) ACTIVE 2021-12-05 18:03:13 3 SECONDARY 7749 (XX.XXX.XX.6 ) ACTIVE 2021-12-05 18:03:19 4 WORKER 8801 (XX.XXX.XX.8 ) ACTIVE 2021-12-05 18:03:31 5 WORKER 8964 (XX.XXX.XX.9 ) ACTIVE 2021-12-05 18:03:40
上記の例では,ノード番号1のノードのHADBサーバが異常終了していて,マルチノード構成から切り離されています。
- メモ
-
マルチノード構成から切り離されたノードでadbls -d nodeコマンドを実行した場合,切り離されたノードでは異なる情報(切り離される直前の各ノードの状態)が出力されます。
各出力項目の説明
- NODE_NO:
-
HADBサーバのノード番号が表示されます。
- NODE_TYPE:
-
HADBサーバのノード種別が表示されます。
-
PRIMARY:プライマリノード
-
SECONDARY:セカンダリノード
-
WORKER:ワーカーノード
STATUS列に「ABORT」が表示されている場合,NODE_TYPE列には,HADBサーバが異常終了する直前のノード種別が表示されます。そのため,NODE_TYPE列に「PRIMARY」が複数出力されることがあります。
-
- SVID:
-
HADBサーバのプロセスIDが表示されます。
HADBサーバが停止中の場合は,何も表示されません。
- IP-ADDRESS:
-
HADBサーバのIPアドレスが表示されます。
サーバ定義adb_sys_multi_node_infoオペランドに指定されたホスト名のIPアドレスが表示されます。
- STATUS:
-
HADBサーバの状態が表示されます。
-
ACTIVE:稼働中
-
STOP:停止中
-
ABORT:異常終了
-
- START_TIME:
-
HADBサーバの開始時刻が表示されます。
HADBサーバが停止中の場合は,何も表示されません。