20.6 注意事項
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ダイレクトI/Oをサポートしていないファイルシステム上にデータ用DBエリアファイルを作成できません。
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adbinitコマンドを実行してデータベースの初期設定が完了したあとに,DBエリアを新規に追加したり,既存のDBエリアにDBエリアファイルを追加したりする場合は,次に示すどちらかの方法でDBエリアの構成を変更してください。
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adbmodareaコマンドを実行してDBエリアやDBエリアファイルを追加する
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adbinitコマンドを再実行してデータベースの初期設定をし直す
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ブロックスペシャルファイルを使用する場合は,LVMで作成したブロックスペシャルファイルか,または/dev/disk/で始まる固定されたデバイス名を,HADBのパス名規則に従って指定してください。
マルチノード機能を使用する場合は,ノード間で共有するDBエリアファイルに/dev/disk/by-id/wwn-で始まるデバイス名を指定する必要があります。詳細については,「20.3.3 DBディレクトリを作成する場合(マルチノード機能の使用時)」を参照してください。
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ディスクを増設した場合で,増設したディスクをOSが認識していないときは,OSをいったん再起動して,ディスクを認識させてください。ディスクをOSに認識させることで,ブロックスペシャルファイルを使用できるようにします。
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マルチノード機能を使用する場合は,adbinitコマンドを実行する前に,OSのコマンドで,システムディレクトリ用のファイルシステムを初期化してください。詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのマルチノード機能の運用のマルチノード機能を使用したシステムの構築のデータベースの作成を参照してください。
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クラウドストレージ機能を使用する場合,次の3つのオペランドを指定する必要があります。
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adb_init_cld_aws_regionオペランド
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adb_init_cld_aws_bucketオペランド
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adb_init_cld_cache_pathオペランド
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クラウドストレージ機能を使用する場合,作業表用DBエリア以外のDBエリアにはブロックスペシャルファイルを割り当てられません。そのため,次のオペランドまたはオプションを指定すると,KFAA50165-Eメッセージが出力され,adbinitコマンドがエラーとなります。
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adb_init_mst_blk_pathオペランド
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adb_init_dic_blk_pathオペランド
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adb_init_stbl_blk_pathオペランド
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adbinitdbareaオペランドの-vオプション
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クラウドストレージ機能を使用する場合,データ用DBエリアの数が増加すると,HADBサーバの開始,adbdbstatusコマンドの実行,チャンクの更新や削除などの各種処理時間が長くなることがあります。そのため,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのデータ用DBエリアの設計を参照して,データ用DBエリアは必要な数だけ作成するようにしてください。