12.2.1 指定形式およびオプションの説明
- 〈この項の構成〉
(1) 指定形式
adbconvertaudittrailfile -u 認可識別子 〔-p パスワード〕 --common -d 統一フォーマット用監査証跡の出力先ディレクトリパス 監査証跡ファイルパス
(2) オプションの説明
- ●-u 認可識別子
-
〜〈文字列〉((1〜100バイト))
adbconvertaudittrailfileコマンドを実行するHADBユーザの認可識別子を指定します。adbconvertaudittrailfileコマンドを実行するには,次の2つの権限を持っている必要があります。
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CONNECT権限
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監査参照権限
このオプションに指定する認可識別子は,1~100バイトの範囲で指定してください。ただし,認可識別子を囲む二重引用符は,1~100バイトには含みません。
- 重要
-
認可識別子の文字列中に英小文字または\がある場合は,認可識別子の指定規則を必ず確認してください。認可識別子の指定規則については,「1.4.2 認可識別子およびパスワードの指定規則」を参照してください。
-
- ●-p パスワード
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〜〈文字列〉((1〜255バイト))
-uオプションに指定した認可識別子のパスワードを指定します。
- 重要
-
パスワードの文字列中に,二重引用符(")やストローク(|)など,OSやシェルが別の意味で使用している文字がある場合は,パスワードの指定規則を必ず確認してください。パスワードの指定規則については,「1.4.2 認可識別子およびパスワードの指定規則」を参照してください。
なお,このオプションを省略してadbconvertaudittrailfileコマンドを実行すると,パスワードの入力を求める応答メッセージが表示されます。バックグラウンドで実行する場合など,標準入力からパスワードを入力できない環境では,このオプションを省略しないでください。
- ●--common
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監査証跡ファイルを,統一フォーマット用監査証跡ファイルに変換するときに指定します。
- ●-d 統一フォーマット用監査証跡の出力先ディレクトリパス
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〜〈パス名〉((2〜510バイト))
統一フォーマット用監査証跡の出力先ディレクトリを絶対パスで指定します。
adbconvertaudittrailfileコマンドを実行する前に,統一フォーマット用監査証跡の出力先ディレクトリを作成しておいてください。詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドの監査証跡機能とJP1/Auditを連携する際の環境設定のHADBサーバの環境設定を参照してください。
- ●監査証跡ファイルパス
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〜〈文字列〉((2〜1,024バイト))
変換対象の監査証跡ファイルを絶対パスで指定します。
ただし,現用の監査証跡ファイルは変換できません。現用の監査証跡ファイルを変換したい場合は,adbaudittrail --swapコマンドを実行し,現用の監査証跡ファイルを切り替えてください。そのあとで,リネームされた監査証跡ファイルの絶対パスを,このオプションに指定してください。
なお,GZIP形式で圧縮した監査証跡ファイルも変換することができます。