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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


44.3.2 チャンクのアンアーカイブ処理を実行する前に,指定した日付の範囲を基にアーカイブ状態が解除されるチャンクを確認する場合

次に示す条件で,実際にチャンクのアンアーカイブ処理を実行する前に,指定した日付の範囲を基に,どのチャンクのアーカイブ状態が解除されるかを確認します。

[図データ]

このとき,次に示す手順でadbunarchivechunkコマンドを実行します。

手順
  1. adbunarchivechunkコマンドを実行する

  2. 指定した日付の範囲のデータを含むチャンクをKFAA80245-Iメッセージで確認する

各手順の例を以降で説明します。

〈この項の構成〉

(1) adbunarchivechunkコマンドを実行する

adbunarchivechunk -u ADBUSER01              ...1
                  -p '#HelloHADB_01'        ...2
                  -r 2010/01/01-2010/12/31  ...3
                  -t                        ...4
                  TABLE01                   ...5
[説明]
  1. adbunarchivechunkコマンドを実行するHADBユーザの認可識別子を指定します。

  2. -uオプションに指定した認可識別子のパスワードを指定します。

  3. アーカイブ状態を解除するチャンクの日付の範囲を指定します。

  4. チャンクのアンアーカイブ処理を実行する前に,実際にアーカイブ状態が解除されるチャンクのチャンクIDを確認するために指定します。

  5. 処理対象表を指定します。

(2) 指定した日付の範囲のデータを含むチャンクをKFAA80245-Iメッセージで確認する

-tオプションを指定したadbunarchivechunkコマンドを実行したあとに出力される,KFAA80245-Iメッセージを確認してください。

KFAA80245-Iメッセージには,アーカイブレンジ列の値が,日付の範囲指定で指定した範囲(2010年01月01日〜2010年12月31日)のデータを含む,アーカイブ状態が解除されるチャンクのチャンクIDが出力されます。

これらのチャンクに対して,チャンクのアンアーカイブ処理を行う場合は,-tオプション以外は同じ指定で(-tオプションを省略して)adbunarchivechunkコマンドを実行してください。アーカイブ状態を解除するチャンクを見直す場合は,日付の範囲の値(-rオプションの指定値)を修正したあとで,adbunarchivechunkコマンドを実行してください。