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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


43.3.1 同義語辞書を登録する場合

次に示す2つの同義語辞書を登録します。

このとき,次に示す手順でadbsyndictコマンドを実行します。

手順
  1. 同義語一覧定義ファイルを作成する

  2. 辞書情報登録ファイルを作成する

  3. adbsyndictコマンドを実行する

各手順の例を以降で説明します。

〈この項の構成〉

(1) 同義語一覧定義ファイルを作成する

同義語の一覧を指定した同義語一覧定義ファイルを作成します。

同義語一覧定義ファイルの指定例(Dictionary1用)
データベース,データバンク,database↓
同義語一覧定義ファイルの指定例(Dictionary2用)
アプリケーションサーバ,APサーバ,application server↓

(凡例)↓:改行

この例では,上記2つの同義語一覧定義ファイルを次のファイル名で保存したとします。

(2) 辞書情報登録ファイルを作成する

登録する同義語辞書の情報を指定した辞書情報登録ファイルを作成します。

辞書情報登録ファイルの指定例
Dictionary1,/home/adbmanager/dictionary1_synonym.txt,CORRECTIONRULE,データベースの同義語↓
Dictionary2,/home/adbmanager/dictionary2_synonym.txt,CASESENSITIVE,アプリケーションサーバの同義語↓

(凡例)↓:改行

[説明]
  • 1列目

    同義語辞書名を指定します。

  • 2列目

    (1) 同義語一覧定義ファイルを作成する」で作成した,同義語一覧定義ファイルの絶対パス名を指定します。

  • 3列目

    表記ゆれ補正オプションを指定します。次のどちらかを指定します。

    CORRECTIONRULE:表記ゆれ補正検索に対応する同義語辞書を作成する場合に指定します。

    CASESENSITIVE:表記ゆれ補正検索に対応しない同義語辞書を作成する場合に指定します。

  • 4列目

    同義語辞書に対するコメントを指定します。

この例では,上記の辞書情報登録ファイルを次のファイル名で保存したとします。

(3) adbsyndictコマンドを実行する

adbsyndict -m /home/adbmanager/dictionary_information.txt
[説明]

-mオプションには,「(2) 辞書情報登録ファイルを作成する」で作成した,辞書情報登録ファイルの絶対パス名を指定します。

メモ
  • 同義語一覧定義ファイルの指定規則の詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイド同義語一覧定義ファイルの指定規則を参照してください。

  • 辞書情報登録ファイルの指定規則の詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイド辞書情報登録ファイルの指定規則を参照してください。