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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


40.1 機能

HADBサーバを開始します。また,マルチノード機能を使用している場合,マルチノード構成から切り離されたノードでadbstartコマンドを実行すると,稼働中のマルチノード構成に復帰します。

HADBサーバを開始したときの開始モードは次のようになります。

また,オプションでHADBサーバ開始時の稼働モードを指定できます。HADBサーバの稼働モードには,次に示す4種類があります。

HADBサーバの稼働モードの詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイド定期運用HADBサーバの開始・終了と稼働モードHADBサーバの稼働モードを参照してください。

なお,HADBサーバの稼働モードによって,実行できるSQL文,およびコマンドが異なります。詳細については,「40.3 各稼働モードで実行できるSQL文およびコマンド」を参照してください。

[マルチノード機能]
  • マルチノード構成のHADBサーバを開始する場合は,プライマリノードおよび各セカンダリノードadbstartコマンドを実行してください。

  • プライマリノードおよび全セカンダリノードの開始処理が完了したあとに,ワーカーノードでadbstartコマンドを実行し,マルチノード構成にワーカーノードを追加してください。なお,プライマリノードおよび全セカンダリノードの開始処理が完了する前に,ワーカーノードでadbstartコマンドを実行すると,マルチノード構成のHADBサーバの開始処理がエラーになります。

  • マルチノード構成にワーカーノードを追加する場合,複数のワーカーノードを同時に追加できます。

  • マルチノード構成へのノードの復帰については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドマルチノード機能の運用プライマリノードまたはセカンダリノードでノード障害が発生した場合の運用(ノードの復帰)マルチノード構成へのノードの復帰を参照してください。

  • マルチノード構成へのワーカーノードの追加については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドマルチノード構成のHADBサーバの開始方法マルチノード構成のHADBサーバの開始手順を参照してください。

[クライアント定義の集中管理機能]

クライアント管理定義ファイル($ADBDIR/conf/adbclientdefmang.def)が存在する状態でadbstartコマンドを実行すると,クライアント定義の集中管理機能を適用できます。