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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


13.10.4 特定の表の状態を調べる(表のサマリ情報の出力)

特定の表(ADBUSER01.TABLE01)のサマリ情報を出力して,次に示す情報を調べます。

adbdbstatusコマンドの実行例

adbdbstatus -c table              ...1
            -n ADBUSER01.TABLE01  ...2
[説明]
  1. サマリ情報を取得する範囲として,表を指定します。

  2. サマリ情報を取得する表名(ADBUSER01.TABLE01)を指定します。

adbdbstatusコマンドを実行すると,表ADBUSER01.TABLE01のサマリ情報が出力されます。

出力結果を確認する方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 表が更新不可状態かどうかを調べるとき

[図データ]

次の手順に従って,表ADBUSER01.TABLE01が更新不可状態かどうかを調べます。

  1. 表のスキーマ名および表識別子を確認します。

    表のスキーマ名(ADBUSER01)がSchema_name列(出力結果の5列目)に,表識別子(TABLE01)がTable_identifier列(出力結果の6列目)に出力されていることを確認します。

  2. 表が更新不可状態かどうかを調べます。

    表が更新不可状態の場合は,Non-updatable列(出力結果の16列目)にnon-updatableが出力されます。表の更新不可状態を解除するには,Rerun_command列(出力結果の18列目)に出力されているコマンドを再実行してください。

    この例では,表ADBUSER01.TABLE01の更新不可状態を解除するためにadbimportコマンドの再実行が必要です。

    メモ

    --shared-lockオプションを指定している場合は,Non-updatable列(出力結果の16列目)にno_checkと出力されます。表の更新不可状態に関する情報は出力されません。表が更新不可状態かどうかを調べる場合は,--shared-lockオプションを指定しないでください。

(2) 表に実行したコマンドの終了状態を調べるとき

[図データ]

次の手順に従って,表ADBUSER01.TABLE01に実行したコマンドの終了状態を調べます。

  1. 表のスキーマ名および表識別子を確認します。

    表のスキーマ名(ADBUSER01)がSchema_name列(出力結果の5列目)に,表識別子(TABLE01)がTable_identifier列(出力結果の6列目)に出力されていることを確認します。

  2. 表に実行したコマンドの終了状態を調べます。

    表に対してコマンドの再実行が必要な場合は,Command_status列(出力結果の17列目)にabortが出力されます。abortが出力されている場合,Rerun_command列(出力結果の18列目)に出力されているコマンドを再実行してください。

    この例では,表ADBUSER01.TABLE01に対してadbimportコマンドの再実行が必要です。

    メモ

    --shared-lockオプションを指定している場合は,Command_status列(出力結果の17列目)にno_checkが出力されます。コマンドの終了状態が出力されません。表に実行したコマンドの終了状態を調べる場合は,--shared-lockオプションを指定しないでください。