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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


42.4 リターンコード

adbsyndictコマンドのリターンコードを次の表に示します。

表42‒1 adbsyndictコマンドのリターンコード

リターンコード

意味

0

adbsyndictコマンドが正常に終了しました。

4

adbsyndictコマンドは正常に終了しましたが,警告メッセージが出力されました。同義語辞書の登録,更新,または削除は完了しています。表示された警告メッセージ,またはメッセージログファイルに出力された警告メッセージを確認して,その警告メッセージの対処に従ってください。

8

次のどちらかのエラーが発生しました。

  • adbsyndictコマンドの指定に誤りがあり,adbsyndictコマンドが実行されませんでした。

  • adbsyndictコマンドの実行中にエラーが発生しました。エラーの原因と対処方法については,表示されたエラーメッセージ,またはメッセージログファイルに出力されたエラーメッセージを参照してください。

■同義語辞書を登録,更新,または削除したときに,リターンコード4が返ってきた場合の対処
  • KFAA51504-W,KFAA51520-Wメッセージが出力された場合

    不要となった同義語辞書ファイルまたは作業用の一時ファイルの削除処理に失敗した可能性があります。出力された警告メッセージを参照して,その警告メッセージに記載されている対策に従ってください。

    不要となったファイルが残っている場合は,adbsyndict --cleanコマンドで削除してください。

    マルチノード機能を使用している場合は,そのあとでadbsyndict -sコマンドを実行して同義語辞書ファイルの同期を取ってください。同義語辞書ファイルの同期処理時に,不要となったファイルがセカンダリノードから自動的に削除されます。

    メモ

    不要となった同義語辞書ファイルまたは作業用の一時ファイルがある状態であっても,同義語検索や,adbsyndictコマンドを実行できます。

  • KFAA51518-Wメッセージが出力された場合

    停止中のノードがある状態で,同義語辞書の登録,更新,削除や,同義語辞書ファイルの同期を行った場合に,この警告メッセージが出力されます。停止中のノードは,同義語辞書ファイルの同期処理の対象外になるため,ノードを復帰したあとにadbsyndict -sコマンドを実行して同義語辞書ファイルの同期を取る必要があります。

  • KFAA51524-Wメッセージが出力された場合

    不要となった同義語辞書ファイルの削除処理がキャンセルされた場合に,この警告メッセージが出力されます。不要となった同義語辞書ファイルをadbsyndict --cleanコマンドで削除してください。

    マルチノード機能を使用している場合は,そのあとでadbsyndict -sコマンドを実行して同義語辞書ファイルの同期を取ってください。同義語辞書ファイルの同期処理時に,不要となった同義語辞書ファイルがセカンダリノードから自動的に削除されます。

    メモ

    不要となった同義語辞書ファイルがある状態であっても,同義語検索や,adbsyndictコマンドを実行できます。

■同義語辞書ファイルの同期を取ったときに,リターンコード4が返ってきた場合の対処

次の原因が考えられます。

  • 同期処理に失敗した同義語辞書ファイルがある

  • 同期できていないノードが存在する

  • 作業用の一時ファイルの削除処理に失敗したか,または削除処理がキャンセルされた

メッセージログファイルに出力された警告メッセージを参照して,その警告メッセージに記載されている対策に従ってください。そのあとで,adbsyndict -sコマンドを実行し,同義語辞書ファイルの同期を取ってください。

■同義語の一覧を出力したときに,リターンコード4が返ってきた場合の対処
  • KFAA51523-Wメッセージが出力された場合

    同義語の一覧を出力した同義語辞書が不正な状態になっているおそれがあります。KFAA51523-Wメッセージに記載されている対策に従ってください。

■リターンコード8が返ってきたときに,KFAA51504-WまたはKFAA51520-Wメッセージが一緒に出力された場合の対処

不要となった同義語辞書ファイルまたは作業用の一時ファイルの削除処理に失敗した可能性があります。出力された警告メッセージを参照して,その警告メッセージに記載されている対策に従ってください。

不要なファイルが残っている場合は,adbsyndict --cleanコマンドで削除してください。

マルチノード機能を使用している場合は,そのあとでadbsyndict -sコマンドを実行して同義語辞書ファイルの同期を取ってください。同義語辞書ファイルの同期処理時に,不要となった同義語辞書ファイルがセカンダリノードから自動的に削除されます。

メモ

不要な同義語辞書ファイルまたは作業用の一時ファイルがある状態であっても,adbsyndictコマンドを再実行できます。