Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


36.2.1 指定形式およびオプションの説明

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

adbmonitor 〔-r〕 〔-n〕

(2) オプションの説明

-r

監視対象のHADBサーバが異常終了した場合に,HADBサーバを自動的に再開始したいときに指定します。HADBサーバが自動的に再開始したあと,このコマンドは,再びHADBサーバの監視を継続します。

また,HADBサーバを再開始した場合に,サーバディレクトリのspoolディレクトリ下に,light版トラブルシュート情報ファイルが出力されます。このlight版トラブルシュート情報ファイルは,定期的に削除してください。削除しないと,サーバディレクトリを格納するディスクの空き容量が不足する原因になります。

このオプションの指定を省略した場合,監視対象のHADBサーバが異常終了すると,このコマンドは異常終了します(リターンコード8が返されます)。

-n

監視対象のHADBサーバが正常終了した場合に,このコマンドを終了しないでHADBサーバの監視を続行したいときに指定します。監視対象のHADBサーバが正常終了したあとで,再び正常開始すると,このコマンドは再び監視を開始します。

このオプションの指定を省略した場合,監視対象のHADBサーバが正常終了すると,このコマンドは正常終了します(リターンコード0が返されます)。

HADBサーバの状態とadbmonitorコマンドの各オプションの関係を,次の表に示します。

表36‒1 HADBサーバの状態とadbmonitorコマンドの各オプションの関係

項番

HADBサーバの状態

オプションの指定

オプションの指定なし

-rオプションだけを指定

-nオプションだけを指定

-rおよび-nオプションを指定

1

ACTIVE

監視を続行します。

監視を続行します。

監視を続行します。

監視を続行します。

2

STOP

adbmonitorコマンドが正常終了します。

adbmonitorコマンドが正常終了します。

監視を続行します。

監視を続行します。

3

STARTING

監視を続行します。

監視を続行します。

監視を続行します。

監視を続行します。

4

STOPPING

5

ABORT

adbmonitorコマンドが異常終了します。

HADBサーバを自動的に再開始して,監視を続行します。また,light版トラブルシュート情報を取得します。

adbmonitorコマンドが異常終了します。

HADBサーバを自動的に再開始して,監視を続行します。また,light版トラブルシュート情報を取得します。

6

QUIESCE

監視を続行します。

監視を続行します。

監視を続行します。

監視を続行します。

7

OFFLINE

8

MAINTNCE

9

CHGMODE

10

STOPWAIT

11

COREDUMP

12

FORCE

adbmonitorコマンドが異常終了します。

adbmonitorコマンドが異常終了します。

adbmonitorコマンドが異常終了します。

adbmonitorコマンドが異常終了します。