Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


28.3 使用例

マルチノード構成の各HADBサーバの状態を表示します。

例1(すべてのノードのHADBサーバが稼働している場合)
adbls -d node
 
NODE_NO NODE_TYPE SVID       IP-ADDRESS        STATUS   START_TIME
1       PRIMARY   22602      (XX.XXX.XX.14   ) ACTIVE   2014-12-05 18:03:22
2       SECONDARY 16226      (XX.XXX.XX.16   ) ACTIVE   2014-12-05 18:03:13
3       SECONDARY 7749       (XX.XXX.XX.6    ) ACTIVE   2014-12-05 18:03:19
例2(マルチノード構成から切り離されたノードがある場合)
adbls -d node
 
NODE_NO NODE_TYPE SVID       IP-ADDRESS        STATUS   START_TIME
1       PRIMARY              (XX.XXX.XX.14   ) ABORT
2       PRIMARY   16226      (XX.XXX.XX.16   ) ACTIVE   2014-12-05 18:03:13
3       SECONDARY 7749       (XX.XXX.XX.6    ) ACTIVE   2014-12-05 18:03:19

上記の例では,ノード番号1のノードのHADBサーバが異常終了していて,マルチノード構成から切り離されています。

メモ

マルチノード構成から切り離されたノードでadbls -d nodeコマンドを実行した場合,切り離されたノードでは異なる情報(切り離される直前の各ノードの状態)が出力されます。

各出力項目の説明

NODE_NO

HADBサーバのノード番号が表示されます。

NODE_TYPE

HADBサーバのノード種別が表示されます。

  • PRIMARYプライマリノード

  • SECONDARYセカンダリノード

STATUS列に「ABORT」が表示されている場合,NODE_TYPE列には,HADBサーバが異常終了する直前のノード種別が表示されます。そのため,NODE_TYPE列に「PRIMARY」が複数出力されることがあります。

SVID

HADBサーバのプロセスIDが表示されます。

HADBサーバが停止中の場合は,何も表示されません。

IP-ADDRESS

HADBサーバのIPアドレスが表示されます。

サーバ定義adb_sys_multi_node_infoオペランドに指定されたホスト名のIPアドレスが表示されます。

STATUS

HADBサーバの状態が表示されます。

  • ACTIVE:稼働中

  • STOP:停止中

  • ABORT:異常終了

START_TIME

HADBサーバの開始時刻が表示されます。

HADBサーバが停止中の場合は,何も表示されません。