Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


20.1 機能

adbinitコマンドは,HADBの初期設定時に実行するコマンドです。adbinitコマンドを実行すると,次の表に示すDBエリアが作成されます。

重要
  • DBディレクトリ内にすでにDBエリアが存在する状態でadbinitコマンドを実行すると,すべてのDBエリア(データ用DBエリア以外のDBエリアも含む)が削除されます。そのあとで次の表に示すDBエリアが新規作成されます。

  • 特定のDBエリアの追加・変更を行いたい場合は,adbinitコマンドではなくadbmodareaコマンドを使用します。adbmodareaコマンドの詳細については,「34. adbmodarea(DBエリアの追加・変更)」を参照してください。

表20‒1 adbinitコマンドを実行すると作成されるDBエリア

項番

作成されるDBエリア

説明

1

マスタディレクトリ用DBエリア

adbinitコマンドを実行すると自動的に作成されます。

2

ディクショナリ用DBエリア

3

作業表用DBエリア

4

システム表用DBエリア

5

データ用DBエリア

初期設定オプションのadbinitdbareaオペランドで,作成するDBエリアを定義します。

なお,上記のDBエリアファイルとして,DBディレクトリ下のレギュラーファイルまたはブロックスペシャルファイル,どちらも割り当てることができますが,ブロックスペシャルファイルを割り当てることを推奨します。どちらを割り当てるかはadbinitコマンドの初期設定オプションで指定します。