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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


17.10.2 障害原因の特定と対処

adbimportコマンドが中断したときの対処手順(フロー)を次の図に示します。

図17‒19 adbimportコマンドが異常終了したときの対処手順

[図データ]

手順
  1. 出力されているメッセージを確認して,障害原因を特定してください。

  2. 障害原因の対処を行ってください。

  3. adbimportコマンドを再実行してください。

  4. 再実行したadbimportコマンドが中断した場合は,出力されているメッセージを確認して,adbidxrebuildコマンドまたはadbimportコマンドを実行してください。

    詳細については,「17.10.7 adbimportコマンドの再実行時にエラーが発生した場合」を参照してください。

なお,インポート対象表にB-treeインデクスが定義されている場合(主キーが定義されている場合を含む),またはテキストインデクスが定義されている場合は「17.10.3 インポート対象表にB-treeインデクスまたはテキストインデクスが定義されている場合」を参照してください。また,論理エラーデータを出力する設定をしている場合は「17.10.4 論理エラーデータを出力する設定をしている場合」を参照してください。

■マルチノード機能を使用している場合

adbimportコマンドが中断して,処理対象表が更新不可状態となった場合,中断したadbimportコマンドを再実行して,実表の更新不可状態を解除してください。

なお,プライマリノードのHADBサーバが異常終了してプライマリノードが切り替わった場合は,新たなプライマリノードadbidxrebuildコマンドを実行し,実表の更新不可状態を解除してください。このとき,--create-temp-fileオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行してください。

プライマリノードを別のノードに変更する方法やマルチノード機能を使用しないでHADBサーバを起動する方法については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドマルチノード機能の運用トラブルシュート(マルチノード機能の使用時)マルチノード構成のHADBサーバの開始または終了に関するトラブルを参照してください。

--create-temp-fileオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行する方法については,「17.10.7 adbimportコマンドの再実行時にエラーが発生した場合」の「(1) --create-temp-fileオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行するケース」を参照してください。