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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


17.4 リターンコード

adbimportコマンドのリターンコードを次の表に示します。

表17‒13 adbimportコマンドのリターンコード

リターンコード

意味

0

adbimportコマンドが正常に終了しました。

4

adbimportコマンドは正常に終了しましたが,警告メッセージが出力されました。表示された警告メッセージ,またはメッセージログファイルに出力された警告メッセージを確認して,その警告メッセージの対処に従ってください。

なお,次の警告メッセージが出力された場合は,制約違反が発生している,データインポートされていないデータがあるなどの問題が発生しています。

  • KFAA61205-Wメッセージが出力された場合

    このメッセージ(重複キー値を検出した旨の警告メッセージ)が出力された場合,表とB-treeインデクスは一意性制約に違反した状態になっています(B-treeインデクスが一意性制約に違反した状態であることを,一意性制約違反状態といいます)。この場合,重複しているキー値を検索して,対象の行を削除してください。そのあとで,adbidxrebuildコマンドを実行してB-treeインデクスを再作成してください。対処方法の詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドトラブルシュートB-treeインデクスに関するトラブル一意性制約に違反した場合の対処方法(KFAA61205-Wメッセージが出力された場合)を参照してください。

  • 論理エラーデータが発生した旨のメッセージが出力された場合

    論理エラーデータの詳細については,出力されたメッセージで確認してください。ただし,インポートオプションadb_import_errmsg_lv1を指定した場合は,論理エラーデータの詳細を示すメッセージは出力されません。

    なお,正常なデータのデータインポート処理は完了しています。論理エラーデータが発生したときの対処方法については,「17.9.1 入力データの論理エラーが発生したときの対処手順と対処方法」を参照してください。

8

次のどちらかのエラーが発生しました。

  • adbimportコマンドの指定に誤りがあり,adbimportコマンドが実行されませんでした。

  • adbimportコマンドの実行中にエラーが発生しました。エラーの原因と対処方法については,表示されたエラーメッセージ,またはメッセージログファイルに出力されたエラーメッセージを参照してください。詳細については,「17.10 adbimportコマンドが異常終了したときの対処方法」を参照してください。