16.5.2 障害原因の特定と対処
adbidxrebuildコマンドが中断したときの対処手順(フロー)を次の図に示します。
- 手順
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出力されているメッセージを確認して,障害原因を特定してください。
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障害原因の対処を行ってください。
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adbidxrebuildコマンドを再実行してください。
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再実行したadbidxrebuildが中断した場合は,出力されているメッセージを確認して,adbidxrebuildコマンドを実行してください。
詳細については,「16.5.6 adbidxrebuildコマンドの再実行時にエラーが発生した場合」を参照してください。
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なお,次に示すインデクスを再作成している場合は,「16.5.3 処理対象表がシングルチャンク表の場合」を参照してください。
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シングルチャンク表に定義されたB-treeインデクス
シングルチャンク表の主キーに対応するB-treeインデクスを含みます。
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シングルチャンク表に定義されたテキストインデクス
また,マルチチャンク表に定義されたインデクスを再作成している場合は,「16.5.4 処理対象表がマルチチャンク表の場合」を参照してください。
- ■マルチノード機能を使用している場合
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adbidxrebuildコマンドが中断して,処理対象表が更新不可状態となった場合,中断したadbidxrebuildコマンドを再実行して,実表の更新不可状態を解除してください。
なお,プライマリノードのHADBサーバが異常終了してプライマリノードが切り替わった場合は,新たなプライマリノードでadbidxrebuildコマンドを実行し,実表の更新不可状態を解除してください。このとき,--create-temp-fileオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行してください。
プライマリノードを別のノードに変更する方法やマルチノード機能を使用しないでHADBサーバを起動する方法については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのマルチノード機能の運用のトラブルシュート(マルチノード機能の使用時)のマルチノード構成のHADBサーバの開始または終了に関するトラブルを参照してください。
adbidxrebuildコマンドの--create-temp-fileオプションについては,「16.2.1 指定形式およびオプションの説明」の「(2) オプションの説明」の「--create-temp-file」を参照してください。