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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


13.10.9 特定の表に作成されたアーカイブ状態のチャンクに対応している,各アーカイブファイルのファイルサイズを調べる(アーカイブ状態のチャンクの使用量情報の出力)

特定の表(ADBUSER01.TABLE01)に作成されたアーカイブ状態のチャンクの使用量情報を出力して,アーカイブ状態のチャンクに対応している,各アーカイブファイルのファイルサイズ(単位:バイト)を調べます。

adbdbstatusコマンドの実行例

adbdbstatus -d used                   ...1
            -c archivechunk           ...2
            -n ADBUSER01.TABLE01      ...3
            -r 2015/01/01-2015/12/31  ...4
[説明]
  1. 出力する情報として,使用量情報を指定します。

  2. 使用量情報を取得する範囲として,アーカイブ状態のチャンクを指定します。

  3. 使用量情報を取得する表名(ADBUSER01.TABLE01)を指定します。このとき,アーカイブマルチチャンク表を指定する必要があります。

  4. チャンクに対応しているアーカイブレンジ列の値を基に,チャンクの情報を出力する日付の範囲(2015/01/01-2015/12/31)を指定します。

    アーカイブレンジ列のデータ型はDATE型です。

adbdbstatusコマンドを実行すると,表ADBUSER01.TABLE01に作成されたアーカイブ状態のチャンクの使用量情報が出力されます。

出力結果から,次の手順に従って,アーカイブ状態のチャンクに対応している各アーカイブファイルのファイルサイズ(単位:バイト)を調べます。

[図データ]

手順

  1. 表のスキーマ名および表識別子を確認します。

    表のスキーマ名(ADBUSER01)がSchema_name列(出力結果の7列目)に,表識別子(TABLE01)がObject_identifier列(出力結果の8列目)に出力されていることを確認します。

  2. アーカイブ状態のチャンクに対応している各アーカイブファイルのファイル名を確認します。

    Archive_file_name列(出力結果の16列目)に出力されたファイル名を確認します。

  3. 各アーカイブファイルのファイル名に対応するアーカイブファイルのファイルサイズ(単位:バイト)を調べます。

    Archive_file_size列(出力結果の17列目)の値を確認します。

    メモ

    Archive_file_name列に何も出力されていない場合,Archive_file_size列に出力される値は,チャンクに対応している全アーカイブファイルのファイルサイズの合計値です。対応するチャンクのチャンクIDは,Chunk_ID列(出力結果の10列目)で確認できます。

    [図データ]