Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


13.10.1 データベース全体の使用量を調べる(DBエリアのサマリ情報の出力)

DBエリアのサマリ情報を出力して,次の情報を調べます。

adbdbstatusコマンドの実行例

adbdbstatus -S M
[説明]
  • -dオプション,-cオプションおよび-nオプションを省略してadbdbstatusコマンドを実行すると,すべてのDBエリアのサマリ情報が出力されます。

  • 使用量の出力単位として,メガバイトを指定します。

出力結果を確認する方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) DBエリアごとの使用率を調べるとき

[図データ]

次の手順に従ってDBエリアごとの使用率を調べます。

  1. DBエリア名を確認します。

    DBarea_name列(出力結果の3列目)に出力されているDBエリア名を確認します。

  2. 各DBエリアのセグメント使用率を調べます。

    Used_ratio列(出力結果の16列目)に出力されているDBエリアのセグメント使用率(単位:%)を調べます。セグメント使用率が100%に近い場合は,DBエリアファイルの種類によって,次に示す対策を検討してください。

    • DBエリアファイルがブロックスペシャルファイルのとき

      このままデータの格納を続けると,DBエリアファイルが満杯となるおそれがあります。そのため,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドDBエリアファイルの容量増加が原因の場合を参照して,ブロックスペシャルファイルを格納しているディスクの空き容量を確保することを検討してください。

    • DBエリアファイルがレギュラーファイルのとき

      このままデータの格納を続けると,DBエリアの自動増分が行われます。自動増分が行われると,DBエリアの容量が自動的に増加しますが,DBエリアファイル拡張時の更新処理の性能が低下します。もし,DBエリアの自動増分に失敗した場合は,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドDBエリアの自動増分の失敗が原因の場合を参照してください。

(2) DBエリアごとの使用量(単位:メガバイト)を調べるとき

[図データ]

次の手順に従ってDBエリアごとの使用量(単位:メガバイト)を調べます。

  1. DBエリア名を確認します。

    DBarea_name列(出力結果の3列目)に出力されているDBエリア名を確認します。

  2. 各DBエリアの使用量(単位:メガバイト)を調べます。

    MB_Used_segments列(出力結果の17列目)の値を行ごと(DBエリアごと)に調べます。