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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


13.9.2 再編成要否の情報で出力される項目の一覧

再編成要否の情報で出力される項目(列)のタイトル,および出力される内容を次の表に示します。各列の出力順序は,次に示す表の項番の順序と同じです。再編成要否の情報の出力規則については,「13.12 adbdbstatusコマンドの出力規則」を参照してください。

表13‒23 再編成要否の情報で出力される列

項番

列のタイトル

出力される内容

囲み文字の有無

1

Type

出力される情報の種類

Reorg_info:再編成要否の情報

×

2

Timestamp

adbdbstatusコマンド実行時のタイムスタンプ

adbdbstatusコマンドを実行した日時が,次の形式で出力されます。

"YYYY-MM-DDhh:mm:ss"※1

3

DBarea_name

表が格納されているDBエリア名

4

DBarea_ID

表が格納されているDBエリアID

×

5

Schema_name

表のスキーマ名

6

Table_identifier

表識別子

7

Table_ID

表ID

×

8

Chunk_ID

チャンクID

×

9

Column_data_num

カラムストア形式の行数

次に示す行数の合計値が出力されます。

  • adbimportコマンドでカラムデータ用セグメントにインポートした行数

  • 更新行のカラム化機能でカラムストア形式に変換した行数

×

10

Base_row_pages※2

ローデータ用セグメントに含まれる基本行用ページのページ数※3,※4

×

11

Branch_row_pages※2

ローデータ用セグメントに含まれる分岐行用ページのページ数※3

×

12

Invalid_row_information_pages※2

ローデータ用セグメントに含まれる無効情報管理用ページのページ数※3

×

13

Reorganization_necessity_index

トラブルシュート情報

×

14

Reorganization_necessity

再編成要否
  • Recommended:再編成を推奨します。

  • Not_recommended:再編成を推奨しません。

チャンクの検索性能が低下しているおそれがある場合,Recommendedが出力されます。あわせて,再編成を推奨するKFAA60200-Wメッセージがチャンクごとに出力されます。

カラムストア表の再編成が必要になる原因,およびカラムストア表の再編成の方法については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドシングルチャンク表の再編成が必要かどうかを確認する方法またはマルチチャンク表の再編成が必要かどうかを確認する方法を参照してください。

×

(凡例)

○:出力される値が囲み文字で囲まれます。

×:出力される値が囲み文字で囲まれません。

注※1

年(YYYY)は4桁で出力されます。月(MM),日(DD),時(hh),分(mm),および秒(ss)は2桁で出力されます。桁数が足りない場合は,足りない分,左側に0が補われます。△は半角空白を表します。

注※2

再編成要否に関する情報の表示単位を-Sオプションで変更すると,表示単位にあわせて,出力項目の列のタイトルが変わります。表示単位と列のタイトルの詳細については,「13.2.2 指定形式およびオプションの説明【カラムストア表の再編成要否の情報を出力する場合】」の「(2) オプションの説明」の「表13‒14 再編成要否に関する出力項目の表示単位と列のタイトル」を参照してください。

注※3

-Sオプションを指定すると,再編成要否に関する情報の表示単位を,キロバイト単位,メガバイト単位またはギガバイト単位に変更できます。

注※4

更新行のカラム化機能によって基本行用ページの再利用が可能になった場合,再利用が可能になったページのページ数は除かれて,Base_row_pages(ローデータ用セグメントに含まれる基本行用ページのページ数)の値が出力されます。

また,再利用が可能になったページが再利用されて満杯になったら,再利用が可能になったページのページ数は再度加えられて,Base_row_pages(ローデータ用セグメントに含まれる基本行用ページのページ数)の値が出力されます。

更新行のカラム化機能については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイド更新行のカラム化機能の運用(カラムストア表の検索性能の維持)を参照してください。