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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


13.7.4 DBエリア,表とインデクスの使用量情報の出力行数の目安

DBエリア,表とインデクスの使用量情報で出力される行数は,情報を取得する範囲によって異なります。出力される行数の計算式を次の表に示します。ただし,計算式で求められる行数は概算であるため,あくまで目安としてください。

なお,出力結果の列のタイトルは行数に含まれません。

表13‒21 DBエリア,表とインデクスの使用量情報で情報を取得する範囲と,出力される行数

項番

DBエリア,表とインデクスの使用量情報で情報を取得する範囲

-cオプションの指定

-nオプションの指定

出力される行数(概算)

1

データベース全体(DBエリア内の表およびインデクスを含む)

dbareaまたは省略

(1) データベース全体の使用量情報を取得する場合」を参照してください。

2

特定のDBエリア(DBエリア内の表およびインデクスを含む)

DBエリア名

(2) 特定のDBエリアの使用量情報を取得する場合」を参照してください。

3

すべての表

table

(3) すべての表の使用量情報を取得する場合」を参照してください。

4

特定の表

表名

(4) 特定の表の使用量情報を取得する場合」を参照してください。

5

すべてのインデクス

index

(5) すべてのインデクスの使用量情報を取得する場合」を参照してください。

6

特定のインデクス

インデクス名

(6) 特定のインデクスの使用量情報を取得する場合」を参照してください。

(凡例)

−:-nオプションを省略します。

マスタディレクトリ用DBエリア,および作業表用DBエリアはadbdbstatusコマンドの処理の対象外です。

注※

表およびインデクスが格納されていないDBエリアの場合,DBエリアの使用量だけが出力されます(表およびインデクスの使用量は出力されません)。また,表およびインデクスが格納されていないDBエリアに関する情報は,そのDBエリアを構成するDBエリアファイル数と同じ行数分,出力されます。

〈この項の構成〉

(1) データベース全体の使用量情報を取得する場合

データベース全体(DBエリア内の表およびインデクスを含む)の使用量情報を取得する場合,出力される行数の概算値は次に示す計算式で求められます。

計算式(単位:行数)

[図データ]

変数の説明
  • table_inf_num表情報数

    使用量情報を取得する表が格納されているDBエリアのDBエリアファイル数の総和を代入してください。DBエリアに複数の表が格納されている場合,表ごとにDBエリアファイル数を加算してください。

  • chunk_inf_numチャンク情報数

    使用量情報を出力する表ごとに,-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行した回数−1の値を求めてください。そのあとで,求めた値の総和をchunk_inf_numに代入してください。

    ただし,-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行したことがない表は,値を求める必要はありません。

  • index_inf_numインデクス情報数

    使用量情報を取得するインデクスが格納されているDBエリアのDBエリアファイル数の総和を代入してください。DBエリアに複数のインデクスが格納されている場合,インデクスごとにDBエリアファイル数を加算してください。

  • dbarea_file_inf_numDBエリア情報数

    データ用DBエリア,ディクショナリ用DBエリアおよびシステム表用DBエリアの,DBエリアファイル数の総和を代入してください。

(2) 特定のDBエリアの使用量情報を取得する場合

特定のDBエリア(DBエリア内の表およびインデクスを含む)の使用量情報を取得する場合,出力される行数の概算値は次に示す計算式で求められます。

計算式(単位:行数)

[図データ]

変数の説明
  • table_inf_num表情報数

    指定したDBエリアに表が格納されている場合,そのDBエリアのDBエリアファイル数×格納された表の数を代入してください。

  • chunk_inf_numチャンク情報数

    使用量情報を出力する表ごとに,-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行した回数−1の値を求めてください。そのあとで,求めた値の総和をchunk_inf_numに代入してください。

    ただし,-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行したことがない表は,値を求める必要はありません。

  • index_inf_numインデクス情報数

    指定したDBエリアにインデクスが格納されている場合,そのDBエリアのDBエリアファイル数×格納されたインデクスの数を代入してください。

  • dbarea_file_inf_numDBエリア情報数

    指定したDBエリアのDBエリアファイル数を代入してください。

(3) すべての表の使用量情報を取得する場合

すべての表の使用量情報を取得する場合,出力される行数の概算値は次に示す計算式で求められます。

計算式(単位:行数)

[図データ]

変数の説明
  • table_inf_num表情報数

    使用量情報を取得する表が格納されているDBエリアのDBエリアファイル数の総和を代入してください。DBエリアに複数の表が格納されている場合,表ごとにDBエリアファイル数を加算してください。

  • chunk_inf_numチャンク情報数

    使用量情報を出力する表ごとに,-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行した回数−1の値を求めてください。そのあとで,求めた値の総和をchunk_inf_numに代入してください。

    ただし,-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行したことがない表は,値を求める必要はありません。

  • dbarea_file_inf_numDBエリア情報数

    使用量情報を取得する表が格納されているDBエリアのDBエリアファイル数の総和を代入してください。

(4) 特定の表の使用量情報を取得する場合

特定の表の使用量情報を取得する場合,出力される行数の概算値は次に示す計算式で求められます。

計算式(単位:行数)

[図データ]

変数の説明
  • table_inf_num表情報数

    指定した表が格納されているDBエリアのDBエリアファイル数を代入してください。

  • chunk_inf_numチャンク情報数

    指定した表に対して-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行した回数−1を代入してください。

    -bオプションを指定してadbimportコマンドを実行したことがない表の場合は,0を代入してください。

  • dbarea_file_inf_numDBエリア情報数

    指定した表が格納されているDBエリアのDBエリアファイル数を代入してください。

(5) すべてのインデクスの使用量情報を取得する場合

すべてのインデクスの使用量情報を取得する場合,出力される行数の概算値は次に示す計算式で求められます。

計算式(単位:行数)

[図データ]

変数の説明
  • index_inf_numインデクス情報数

    使用量情報を取得するインデクスが格納されているDBエリアのDBエリアファイル数の総和を代入してください。DBエリアに複数のインデクスが格納されている場合,インデクスごとにDBエリアファイル数を加算してください。

  • chunk_inf_numチャンク情報数

    使用量情報を取得するインデクスが定義された表ごとに,-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行した回数−1の値を求めてください。そのあとで,求めた値の総和をchunk_inf_numに代入してください。

    ただし,-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行したことがない表は,値を求める必要はありません。

  • dbarea_file_inf_numDBエリア情報数

    使用量情報を取得するインデクスが格納されているDBエリアのDBエリアファイル数の総和を代入してください。

(6) 特定のインデクスの使用量情報を取得する場合

特定のインデクスの使用量情報を取得する場合,出力される行数の概算値は次に示す計算式で求められます。

計算式(単位:行数)

[図データ]

変数の説明
  • index_inf_numインデクス情報数

    指定したインデクスが格納されているDBエリアのDBエリアファイル数を代入してください。

  • chunk_inf_numチャンク情報数

    指定したインデクスが定義された表に対して,-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行した回数−1を代入してください。-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行したことがない表の場合は,0を代入してください。

  • dbarea_file_inf_numDBエリア情報数

    指定したインデクスが格納されているDBエリアのDBエリアファイル数の総和を代入してください。