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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


13.5.2 インデクスのサマリ情報で出力される項目の一覧

インデクスのサマリ情報で出力される項目(列)のタイトル,および出力される内容を次の表に示します。各列の出力順序は,次に示す表の項番の順序と同じです。インデクスのサマリ情報の出力規則については,「13.12 adbdbstatusコマンドの出力規則」を参照してください。

表13‒18 インデクスのサマリ情報で出力される列

項番

列のタイトル

出力される内容

囲み文字の有無

1

Type

出力される情報の種類

Indexインデクスのサマリ情報

Index(Shared_lock)インデクスのサマリ情報(--shared-lockオプションを指定している場合)

×

2

Timestamp

adbdbstatusコマンド実行時のタイムスタンプ

adbdbstatusコマンドを実行した日時が,次の形式で出力されます。

"YYYY-MM-DDhh:mm:ss"※1

3

DBarea_name

インデクスが格納されているDBエリア名

4

DBarea_ID

インデクスが格納されているDBエリアID

×

5

Schema_name

インデクスのスキーマ名

ディクショナリ表(実表)およびシステム表(実表)に定義されているインデクスの場合は,スキーマ名が"HADB"となります。

6

Index_identifier

インデクス識別子

7

Index_ID

インデクスID

×

8

Index_type

インデクスの種類
  • B-tree:B-treeインデクス

  • text:テキストインデクス

  • range:レンジインデクス

×

9

Schema_name

インデクスが定義された表のスキーマ名

10

Table_identifier

インデクスが定義された表の表識別子

11

Table_ID

インデクスが定義された表の表ID

×

12

Unique_constraint_violated

一意性制約違反状態
  • unique_constraint_violated:ユニークインデクスが一意性制約違反状態の場合に出力されます。

  • unknown:ユニークインデクスが一意性制約違反状態かどうか不明の場合に出力されます。

  • no_check--shared-lockオプションを指定している場合に出力されます。一意性制約違反状態の情報を取得できません。

上記以外の場合,この項目には値が出力されません。

×

13

Page_size

ページサイズ(単位:バイト)

×

14

Segment_size

セグメントサイズ(単位:ページ数)

×

15

Unfinished

インデクスの未完状態
  • unfinished:インデクスが未完状態の場合に出力されます。

  • no_check--shared-lockオプションを指定している場合に出力されます。インデクスの未完状態の情報を取得できません。

上記以外の場合,この項目には値が出力されません。

×

16

Pagegroup_size

レンジインデクスのページグループサイズ(単位:ページ数)
  • B-treeインデクスおよびテキストインデクスの場合,値が出力されません。

  • バージョン02-02より前のバージョンで定義したレンジインデクスの場合,セグメントサイズが出力されます。

×

17

Used_segments※2

インデクスの使用中セグメント数※3,※4

各インデクスで使用しているセグメント数※3,※4が出力されます。

×

18

Used_pages※2

インデクスの使用中ページ数※3,※4

各インデクスで使用しているページ数※3,※4が出力されます。

×

19

Rsv

(凡例)

−:値が出力されません。

○:出力される値が囲み文字で囲まれます。

×:出力される値が囲み文字で囲まれません。

注※1

年(YYYY)は4桁で出力されます。月(MM),日(DD),時(hh),分(mm),および秒(ss)は2桁で出力されます。桁数が足りない場合は,足りない分,左側に0が補われます。△は半角空白を表します。

注※2

-Sオプションを指定して使用量の表示単位を変更すると,表示単位にあわせて,使用量に関する出力項目の列のタイトルが変更されます。表示単位と列のタイトルの詳細については,「13.2.1 指定形式およびオプションの説明【サマリ情報・使用量情報を出力する場合】」の「(3) オプションの説明」の「表13‒2 使用量に関する出力項目の表示単位と列のタイトル」を参照してください。

注※3

-Sオプションを指定すると,使用量に関する出力項目の表示単位を,キロバイト単位,メガバイト単位またはギガバイト単位に変更できます。

注※4

--shared-lockオプションを指定した場合,次に示すインデクスのUsed_segments(インデクスの使用中セグメント数)やUsed_pages(インデクスの使用中ページ数)の値には,削除仕掛中のチャンクに関する値を除いた値が出力されます。

  • システム表(実表)に定義されたインデクス

  • adbmergechunkコマンド実行中の表に定義されたインデクス