Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


8.5 注意事項

  1. 次に示す場合,adbchgsqltrcコマンドによる変更は「その時点で実行中のトランザクションの,次のトランザクション」から有効になります。

    • adbchgsqltrcコマンドで,SQLトレース情報の出力を開始する場合

    • adbchgsqltrcコマンドで,SQLトレース情報に出力されていなかった情報の出力を開始する場合

    • adbchgsqltrcコマンドで,SQLトレース情報を出力する単位(出力レベル)を変更する場合

  2. 次に示す場合,adbchgsqltrcコマンドによる変更は「adbchgsqltrcコマンドを実行した直後」から有効になります。

    • adbchgsqltrcコマンドで,SQLトレース情報の出力を停止する場合

    • adbchgsqltrcコマンドで,SQLトレース情報に出力されていた情報の出力を停止する場合

  3. adbchgsqltrcコマンドに-yオプションと-nオプションを同時に指定する場合,出力を開始するSQLトレース情報と,出力を停止するSQLトレース情報に,同じ情報は指定できません。同じ情報が指定された場合は,エラーメッセージを出力後,adbchgsqltrcコマンドが終了します。

  4. -dオプションとそのほかのオプションは,同時に指定できません。-dオプションとそのほかのオプションが同時に指定された場合は,エラーメッセージを出力後,adbchgsqltrcコマンドが終了します。

  5. -eオプションとそのほかのオプションは,同時に指定できません。-eオプションとそのほかのオプションが同時に指定された場合は,エラーメッセージを出力後,adbchgsqltrcコマンドが終了します。

  6. adbchgsqsltrcコマンドは,複数同時に実行できません。複数同時に実行された場合は,エラーメッセージを出力後,adbchgsqltrcコマンドが終了します。

  7. adbchgsqltrcコマンドを実行してSQLトレース情報の出力有無や,SQLトレース情報の出力内容を変更しても,サーバ定義ファイルのオペランドに指定されている値は変更されません。adbchgsqltrcコマンドで変更した結果を次回のHADBサーバ開始以降も使用する場合は,サーバ定義を変更しておく必要があります。サーバ定義の変更方法については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドシステム構築サーバ定義の作成および変更方法サーバ定義の変更方法を参照してください。

  8. HADBサーバが停止している状態でadbchgsqltrcコマンドを実行すると,エラーメッセージが出力されます。HADBサーバが停止している場合は,SQLトレース機能に関するサーバ定義のオペランドの指定値を変更してください。