Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


8.2.1 指定形式とオプションの説明

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

adbchgsqltrc {-d
             |-e
             |-s 〔-y 出力を開始する情報〕
                  〔-n 出力を停止する情報〕
                  〔-l 変更後の出力レベル〕
             |-y 出力を開始する情報 〔-n 出力を停止する情報〕
                                     〔-l 変更後の出力レベル〕
             |-n 出力を停止する情報 〔-y 出力を開始する情報〕
                                     〔-l 変更後の出力レベル〕
             |-l 変更後の出力レベル 〔-y 出力を開始する情報〕
                                     〔-n 出力を停止する情報〕
             }

(2) オプションの説明

-d

SQLトレース情報の出力状況を表示します。

このオプションを指定した場合に出力される内容については,「8.3.1 SQLトレース情報の出力状況を確認したい場合」を参照してください。

-e

SQLトレース情報の出力を停止する場合に指定します。

-s

SQLトレース情報の出力を開始する場合に指定します。

-y 出力を開始する情報

〜〈文字列〉((1〜16バイト))

SQLトレース情報に出力する情報の種類を指定します。

param?パラメタの情報

SQLトレース情報に,?パラメタの情報を出力します。

accesspathアクセスパス情報およびアクセスパスの統計情報

SQLトレース情報に,アクセスパス情報およびアクセスパスの統計情報を出力します。

指定時の規則を次に示します。

  • 情報はコンマで区切って,複数指定できます。コンマ以外の文字で区切ることはできません。

  • 複数の情報を指定する場合,指定する順序は関係ありません。

  • 同じ情報は,重複して指定できません。

-n 出力を停止する情報

〜〈文字列〉((1〜16バイト))

SQLトレース情報への出力を停止する情報の種類を指定します。

param?パラメタの情報

SQLトレース情報に,?パラメタの情報を出力しません。

accesspathアクセスパス情報およびアクセスパスの統計情報

SQLトレース情報に,アクセスパス情報およびアクセスパスの統計情報を出力しません。

指定時の規則を次に示します。

  • 情報はコンマで区切って,複数指定できます。コンマ以外の文字で区切ることはできません。

  • 複数の情報を指定する場合,指定する順序は関係ありません。

  • 同じ情報は,重複して指定できません。

-l 変更後の出力レベル

〜〈文字列〉((1〜4バイト))

SQLトレース情報を出力する単位を指定します。

sqlSQL文単位

SQLトレース情報を,SQL文単位で出力します。

callコール単位

SQLトレース情報を,コール単位で出力します。

(3) オプションとサーバ定義の関係

adbchgsqltrcコマンドの一部のオプションは,SQLトレース機能に関するサーバ定義のオペランドと対応しています。SQLトレース機能に関するサーバ定義のオペランドと,adbchgsqltrcコマンドのオプションの関係を次の表に示します。

表8‒1 SQLトレース機能に関するサーバ定義のオペランドとadbchgsqltrcコマンドのオプションの対応

項番

サーバ定義のオペランド名

サーバ定義の指定値

対応するadbchgsqltrcコマンドのオプション

1

adb_sql_trc_out

Y

-s

2

N

-e

3

adb_sql_trc_param

Y

-y param

4

N

-n param

5

adb_sql_trc_accesspath

Y

-y accesspath

6

N

-n accesspath

7

adb_sql_trc_level

SQL

-l sql

8

CALL

-l call

SQLトレース機能に関するサーバ定義については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドサーバ定義の設計サーバ定義のオペランドの内容SQL文に関するオペランド(set形式)を参照してください。