17.1.2 ODBCトレース
ドライバマネージャの機能によって,APとドライバマネージャ間の入出力情報をトレースログに出力します。これをODBCトレースといいます。
ODBCトレースでは,ドライバマネージャがAPから受け取った要求単位に情報が出力されます。そのため,APのデバッグや,エラーの原因調査に使用できます。
- ■ODBCトレースの取得方法(Windows版のHADBクライアントの場合)
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ODBCトレースを取得する場合は,ODBCデータソースアドミニストレーターの[トレース]タブで,[トレースの開始]をクリックしてください。
[ログファイルのパス]に指定したパスに,ODBCトレースが出力されます。ODBCトレースの取得方法の詳細については,MSDNライブラリのODBCデータソースアドミニストレーターを使うを参照してください。
- ■ODBCトレースの取得方法(Linux版のHADBクライアントの場合)
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ODBCトレースを取得する場合は,odbcinst.iniにODBCトレースを取得するための記述を追加します。ODBCトレースを取得するための記述については,「15.3.1 データソースの設定」を参照してください。
- 重要
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トレースログのファイルへの入出力を,ドライバマネージャがAPから受け取った要求単位で行うため,その分処理性能が低下します。そのため,ODBCトレースを常に出力する運用は推奨しません。