Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


16.12.2 SQLFreeHandle

〈この項の構成〉

(1) 機能

特定の環境,接続,ステートメント,ディスクリプタのハンドルと関連づけられたリソースを解放します。

(2) 形式

SQLRETURN SQLFreeHandle
(
  SQLSMALLINT     HandleType,        /* In */
  SQLHANDLE       Handle             /* In */
)

(3) 引数

HandleType:

次のどれかのハンドルの種類を指定します。

  • SQL_HANDLE_ENV:環境ハンドル

  • SQL_HANDLE_DBC:接続ハンドル

  • SQL_HANDLE_STMT:ステートメントハンドル

  • SQL_HANDLE_DESC:ディスクリプタハンドル

Handle

解放するハンドルを指定します。

この関数を実行する前にSQLAllocHandle*OutputHandlePtrで出力された値を指定します。

(4) 戻り値

SQL_SUCCESSSQL_ERROR,またはSQL_INVALID_HANDLEが返されます。

(5) SQLSTATE

この関数では次のSQLSTATEを返します。

SQLSTATE

説明

備考

返却

01000

一般警告

×

HY001

メモリ割り当てエラー

×

HY010

関数シーケンスエラー

  • すべての従属ハンドルとコネクションを含むほかのリソースが先に解放されていません。

  • HandleTypeSQL_HANDLE_STMTですが,そのステートメントハンドルに対して非同期実行関数が終了していません。

HY013

メモリ管理エラー

×

HY017

自動的に割り当てられるディスクリプタハンドルの不正使用

×

HY092

無効な属性識別子,または無効なオプション識別子

HandleTypeに指定できない値が指定されました。

HYT01

接続タイムアウト終了

×

IM001

ドライバはこの関数をサポートしていない

×

(凡例)

○:HADB ODBCドライバが返すことがあるSQLSTATEです。

×:HADB ODBCドライバが返さないSQLSTATEです。

−:なし。