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Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


16.9.10 SQLBulkOperations

〈この項の構成〉

(1) 機能

一括挿入処理と,ブックマークによる一括ブックマーク処理を行います。一括ブックマーク処理には更新,削除,およびフェッチを含みます。

ただし,HADBではSQLSTATEHYC00で,SQL_ERRORを返します。

(2) 形式

SQLRETURN SQLBulkOperations
(
  SQLHSTMT        StatementHandle,         /* In */
  SQLSMALLINT     Operation                /* In */
)

(3) 引数

StatementHandle

ステートメントハンドルを指定します。

Operation

この引数の指定は無視されます。

(4) 戻り値

SQL_ERRORまたはSQL_INVALID_HANDLEが返されます。

(5) SQLSTATE

この関数では次のSQLSTATEを返します。

SQLSTATE

説明

備考

返却

01000

一般警告

×

01004

文字列データの右側が切り捨てられた

×

01S01

行のエラー

×

01S07

小数点以下切り捨て

×

07006

データ型属性の制限違反

×

07009

無効なディスクリプタインデクス

×

21S02

導出したテーブルの次数が列の一覧と不一致

×

22001

文字列データの右側が切り捨てられた

×

22003

数値が範囲外である

×

22007

無効な日付時刻形式

×

22008

日付時刻フィールドのオーバフロー

×

22015

間隔フィールドのオーバフロー

×

22018

キャスト指定に対する無効な文字値

×

23000

整合性の制約違反

×

24000

無効なカーソル状態

×

40001

直列化の失敗

×

40003

ステートメントの完了が不明

×

42000

構文エラーまたはアクセス違反

×

44000

WITH CHECK OPTION違反

×

HY000

一般エラー

×

HY001

メモリ割り当てエラー

×

HY008

動作がキャンセルされた

×

HY010

関数シーケンスエラー

×

HY011

ここでは属性を設定できない

×

HY013

メモリ管理エラー

×

HY090

無効な文字列長または無効なバッファ長

×

HY092

無効な属性識別子,または無効なオプション識別子

×

HYC00

オプション機能は実装されていない

SQL_ERRORを返します。

HYT00

タイムアウト終了

×

HYT01

接続タイムアウト終了

×

IM001

ドライバはこの関数をサポートしていない

×

(凡例)

○:HADB ODBCドライバが返すことがあるSQLSTATEです。

×:HADB ODBCドライバが返さないSQLSTATEです。

−:なし。