16.9.1 SQLRowCount
(1) 機能
この関数を実行する前に行われた次の処理で変更された行数を返します。
-
各種SQL文(UPDATE文,INSERT文およびDELETE文)
(2) 形式
SQLRETURN SQLRowCount ( SQLHSTMT StatementHandle, /* In */ SQLLEN * RowCountPtr /* Out */ )
(3) 引数
- StatementHandle:
-
ステートメントハンドルを指定します。
この関数を実行する前にSQLAllocHandleの*OutputHandlePtrで出力された値を指定します。
- RowCountPtr:
-
変更された行カウントを返すバッファを指すポインタを指定します。
(4) 戻り値
SQL_SUCCESS,SQL_ERROR,またはSQL_INVALID_HANDLEが返されます。
(5) SQLSTATE
この関数では次のSQLSTATEを返します。
SQLSTATE |
説明 |
備考 |
返却 |
---|---|---|---|
01000 |
一般警告 |
− |
× |
HY000 |
一般エラー |
× |
|
HY001 |
メモリ割り当てエラー |
× |
|
HY009 |
NULLポインタの不正使用 |
RowCountPtrに無効な値が設定されました。 |
○ |
HY010 |
関数シーケンスエラー |
− |
○ |
HY013 |
メモリ管理エラー |
× |
|
HY117 |
接続がサスペンド中 |
× |
|
HYT01 |
接続タイムアウト終了 |
× |
|
IM001 |
ドライバはこの関数をサポートしていない |
× |
- (凡例)
-
○:HADB ODBCドライバが返すことがあるSQLSTATEです。
×:HADB ODBCドライバが返さないSQLSTATEです。
−:なし。
(6) 注意事項
実行したSQL文がUPDATE文,INSERT文またはDELETE文のどれかの場合,要求によって変更された行数を返します。ただし,次に示す場合は,-1を返します。
-
変更した行数にオーバフローが発生した場合
-
実行したSQL文が,UPDATE文,INSERT文,またはDELETE文以外の場合