Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


10.4.4 getConnection()

〈この項の構成〉

(1) 機能

接続プールにプールされているコネクションを使用してHADBサーバに接続します。接続プールにプールされているコネクションがすべて使用中の場合,HADBサーバとの物理的な接続を新規に確立し,HADBサーバに接続します。

なお,getConnectionメソッドを実行するにはCONNECT権限が必要です。

メモ
  • HADBサーバとの物理的な接続は,このクラスオブジェクトがクローズされるまで切断されません。Connectionオブジェクトに対してcloseメソッドを実行しても,HADBサーバとの物理的な接続は切断されません(このクラスオブジェクトによってコネクションが保持されます)。保持されたコネクションは,次にgetConnectionメソッドを実行する際に使用されます。

  • 接続プールにプールされているコネクションを使用してHADBサーバに接続する場合,setLoginTimeoutメソッドで設定したHADBサーバへの接続処理のタイムアウト時間は適用されません。setLoginTimeoutメソッドで設定したタイムアウト時間は,HADBサーバへの物理接続を確立する際の通信処理に掛かる時間を監視しています。接続プールにプールされているコネクションを使用してHADBサーバに接続する場合は,物理接続が発生しないため(通信処理に掛かる時間が発生しないため),タイムアウト時間が適用されません。

(2) 形式

public synchronized Connection getConnection() throws SQLException

(3) 引数

なし。

(4) 戻り値

Connectionオブジェクトが返却されます。

(5) 発生する例外

データベースのアクセスエラーが発生した場合に,SQLExceptionが投入されます。