Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


8.7.81 getTypeInfo()

〈この項の構成〉

(1) 機能

標準SQLの型に関する情報を取得します。

(2) 形式

public synchronized ResultSet getTypeInfo() throws SQLException

(3) 引数

なし。

(4) 戻り値

ResultSetオブジェクトが返却されます。返却されるResultSetオブジェクトの形式を次の表に示します。

表8‒72 返却されるResultSetオブジェクトの形式(getTypeInfoメソッドの場合)

列番号

列名

列の意味

1

String

TYPE_NAME

型名

2

short

DATA_TYPE

java.sql.TypesのSQLデータ型

3

int

PRECISION

最大の精度

4

String

LITERAL_PREFIX

リテラルを引用するのに使用する接頭辞

5

String

LITERAL_SUFFIX

リテラルを引用するのに使用する接尾辞

6

String

CREATE_PARAMS

型の作成に使用するパラメタ

7

short

NULLABLE

この型にナル値を使用できるかどうかを返します。

常にtypeNullableUnknownを返します。

8

boolean

CASE_SENSITIVE

大文字と小文字を区別するかどうかを返します。

  • true:文字列系データ型

  • false:そのほかのデータ型

9

short

SEARCHABLE

この型に"WHERE"を使用できるかどうかを返します。

常にtypeSearchableを返します。

10

boolean

UNSIGNED_ATTRIBUTE

符号なし属性かどうかを返します。

数値データは符号ありのためfalse,そのほかのデータ型は符号の有無に関係ないためfalseを返します。

11

boolean

FIXED_PREC_SCALE

通貨の値になれるかどうかを返します。

常にfalseを返します。

12

boolean

AUTO_INCREMENT

自動インクリメントの値に使用できるかどうかを返します。

常にfalseを返します。

13

String

LOCAL_TYPE_NAME

型名の地域対応されたバージョン

型名と同じものを返します。

14

short

MINIMUM_SCALE

サポートされる最小スケール

15

short

MAXIMUM_SCALE

サポートされる最大スケール

16

int

SQL_DATA_TYPE

常にナル値を返します。

17

int

SQL_DATETIME_SUB

常にナル値を返します。

18

int

NUM_PREC_RADIX

数値データは10,それ以外は0

(5) 発生する例外

このメソッドを実行する前に,Connectionオブジェクトがクローズされている場合,SQLExceptionが投入されます。