Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


8.7.77 getTablePrivileges(String catalog, String schemaPattern, String tableNamePattern)

〈この項の構成〉

(1) 機能

表に対するアクセス権限に関する情報を取得します。

このメソッドを実行したHADBユーザが持っている権限によって,取得できるアクセス権限の情報が変わります。権限と取得できる表の情報の対応については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドHADBユーザが参照できるディクショナリ表とシステム表の範囲を参照してください。

(2) 形式

public synchronized ResultSet getTablePrivileges(String catalog, String schemaPattern, String tableNamePattern) throws SQLException

(3) 引数

String catalog

カタログ名を指定します。ただし,指定しても無視されます。

String schemaPattern

スキーマ名パターンを指定します。

String tableNamePattern

表名パターンを指定します。

注※

各パターンに指定できる特殊文字については,「8.7.1 DatabaseMetaDataインタフェースのメソッド一覧」の「(4) パターン文字列中に指定できる特殊文字」を参照してください。

(4) 戻り値

返却されるResultSetオブジェクトの形式を次の表に示します。

表8‒69 返却されるResultSetオブジェクトの形式(getTablePrivilegesメソッドの場合)

列番号

列名

列の意味

1

String

TABLE_CAT

カタログ名

常に空文字を返します。

2

String

TABLE_SCHEM

スキーマ名

3

String

TABLE_NAME

表名

4

String

GRANTOR

アクセス権限の付与者

5

String

GRANTEE

アクセス権限の被付与者

6

String

PRIVILEGE

許可されているアクセス権限名を返します。

  • "SELECT"SELECT権限

  • "INSERT"INSERT権限

  • "UPDATE"UPDATE権限

  • "DELETE"DELETE権限

  • "TRUNCATE"TRUNCATE権限

  • "REFERENCES"REFERENCES権限

  • "IMPORT TABLE"IMPORT TABLE権限

  • "REBUILD INDEX"REBUILD INDEX権限

  • "GET COSTINFO"GET COSTINFO権限

  • "EXPORT TABLE"EXPORT TABLE権限

  • "MERGE CHUNK"MERGE CHUNK権限

  • "CHANGE CHUNK COMMENT"CHANGE CHUNK COMMENT権限

  • "CHANGE CHUNK STATUS"CHANGE CHUNK STATUS権限

  • "ARCHIVE CHUNK"ARCHIVE CHUNK権限

  • "UNARCHIVE CHUNK"UNARCHIVE CHUNK権限

7

String

IS_GRANTABLE

アクセス権限の被付与者が,ほかのHADBユーザにアクセス権限を与えることができるかどうかを返します。

  • "YES":ほかのHADBユーザにアクセス権限を与えられます。

  • "NO":ほかのHADBユーザにアクセス権限を与えられません。

(5) 発生する例外

このメソッドを実行する前に,Connectionオブジェクトがクローズされている場合,SQLExceptionが投入されます。