8.1.3 getArray(long index, int count)
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
配列型の列の一部の配列要素をObject配列として取得します。
(2) 形式
public synchronized Object getArray(long index,int count) throws SQLException
(3) 引数
- long index:
-
最初に取り出す配列要素の順序番号を指定します。配列要素の先頭から取り出す場合は1を指定します。
- int count:
-
連続して取得する配列要素の数を指定します。
(4) 戻り値
Arrayオブジェクト内に保持している配列要素のうち,引数indexに指定した順序番号から,最大で引数countに指定した数分の連続する配列要素が,Object配列として返却されます。
返却される配列要素のHADBでのデータ型については,「表8‒2 返却される配列要素のHADBでのデータ型」を参照してください。
引数indexと引数countに指定した値と返却される配列の関係を次の表に示します。
indexの指定値 |
countの指定値 |
indexの指定値+countの指定値 |
返却される配列 |
---|---|---|---|
1≦indexの指定値≦配列要素数 |
0≦countの指定値 |
(indexの指定値+countの指定値)−1≦配列要素数 |
長さがcountの指定値分の配列 |
(indexの指定値+countの指定値)−1>配列要素数 |
配列要素数−(indexの指定値−1)分の長さを持つ配列 |
||
countの指定値<0 |
− |
SQLExceptionを投入 |
|
indexの指定値>配列要素数 |
− |
− |
SQLExceptionを投入 |
indexの指定値<1 |
− |
− |
SQLExceptionを投入 |
- (凡例)
-
−:該当しません。
(5) 発生する例外
次に示す場合にSQLExceptionが投入されます。
-
このArrayオブジェクトを生成したResultSetオブジェクトがクローズされている場合
このArrayオブジェクトを生成したResultSetオブジェクトを生成したStatementオブジェクトがクローズされたことによって,ResultSetオブジェクトがクローズされた場合も含みます。
-
上記のStatementオブジェクトを作成したConnectionオブジェクトがクローズされている場合
-
トランザクションの決着によって,ResultSetオブジェクトが無効になった場合
-
列の値がArray値として取得できない場合
-
引数indexに指定した値が1より小さい場合,または配列要素数より大きい場合
-
引数countに指定した値が0より小さい場合
-
JDBCドライバ内でエラーが発生した場合