6.1.8 アクセスパスに表示される情報(アルファベット順)
アクセスパスに表示される情報を,アルファベット順に次の表に示します。
先頭の文字 |
出力情報 |
説明 |
分類 |
---|---|---|---|
B |
BUILD COLUMN |
表の結合方式にハッシュジョインが適用される場合,外表の結合列の情報が出力されます。また,ハッシュフィルタが適用される場合は,ハッシュフィルタの情報も出力されます。 |
|
外への参照列を含まない副問合せの処理方式にハッシュ実行が適用される場合は,副問合せの結果の列の情報が出力されます。 外への参照列を含む副問合せの処理方式にハッシュ実行が適用される場合は,副問合せ中に指定された外への参照列と比較する列の情報が出力されます。 また,ハッシュフィルタが適用される場合は,ハッシュフィルタの情報も出力されます。 |
|||
C |
CHUNK |
チャンクのスキップ条件が使用されることを示しています。 |
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CHUNK AND SEGMENT |
チャンクのスキップ条件とセグメントのスキップ条件の両方が使用されることを示しています。 |
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COLUMN |
カラムストア表の特性を利用したグループ化の処理が実行されることを示しています。 |
||
COLUMN STORE |
表データの格納形式がカラムストア形式であることを示しています。 |
||
CREATE FILTER |
BUILD COLUMNに出力された列名の列値を基に作成したハッシュフィルタの番号が出力されます。 |
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CREATE GLOBAL WORK TABLE (WORK TABLE 作業表番号) |
グローバル作業表が作成されることを示しています。 |
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CREATE LOCAL WORK TABLE (WORK TABLE 作業表番号) |
ローカル作業表が作成されることを示しています。 作業表番号とは,作業表を一意に識別するために割り当てられた番号のことです。 |
||
CROSS JOIN |
交差結合が指定されていることを示しています。 |
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D |
DELEGATION |
副問合せ処理委譲指定が有効になることを示しています。 |
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DELETE STATEMENT |
DELETE文が実行されることを示しています。 |
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DERIVED TABLE(相関名,問合せ名,または表識別子) |
導出表,ビュー表,または問合せ名が指定されていることを示しています。 |
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DISTINCT |
重複排除処理が行われることを示しています。 |
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DIVIDE |
ハッシュジョインが分割実行されることを示しています。 |
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F |
FILTER |
副問合せの処理方式のハッシュ実行の際に,ハッシュフィルタが適用されることを示しています。 |
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表の結合方式のハッシュジョインの際に,ハッシュフィルタが適用されることを示しています。 |
|||
FULL OUTER JOIN(LEFT) FULL OUTER JOIN(RIGHT) |
FULL OUTER JOINによる外結合が指定されていることを示しています。 |
||
FUNCTION NAME |
実行されるシステム定義関数の種類を示しています。 |
||
G |
GLOBAL HASH GROUPING |
グローバルハッシュグループ化が実行されることを示しています。また,ハッシュテーブル領域で処理できない行がある場合,作業表を作成することがあることも示しています。 |
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GLOBAL HASH UNIQUE |
次のどれかの処理によって検索結果の重複を排除していることを示しています。
また,ハッシュテーブル領域で処理できない行がある場合に,作業表が作成されていることも示しています。 |
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GROUPING |
作業表を使用しないグループ化が実行されることを示しています。 |
||
GROUPING SET |
グループ化処理が複数回実行されることを示しています。 |
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H |
(HASH) |
ハッシュジョインまたは副問合せの処理方式のハッシュ実行の際に,ハッシュテーブルとの突き合わせを行う条件に指定された列に対して,レンジインデクスが使用されることを示しています。 |
|
HASH JOIN |
表の結合処理で,ハッシュジョインが実行されることを示しています。 2つの表の列を比較する=条件がある場合,ハッシュジョインが実行されることがあります。また,ハッシュテーブル領域で処理できない行がある場合,作業表が作成されることがあります。 |
||
HAVING |
HAVING句が指定されていることを示しています。また,HAVING句を指定していない場合でも,導出表の展開によって表示されることがあります。 |
||
I |
INDEX |
B-treeインデクスの特性を利用したグループ化の処理が実行されることを示しています。 |
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INDEX COLUMN |
インデクス構成列に関する情報を示しています。 B-treeインデクスの場合は,インデクス構成列名,キー値の並び順,およびサーチ条件として評価する条件の種別が出力されます。 テキストインデクスまたはレンジインデクスの場合は,インデクス構成列名が出力されます。 |
||
INDEX NAME |
インデクス名です。 |
||
INDEX SCAN(スキーマ名.表識別子(問合せ名または相関名)) |
表の検索処理で,インデクススキャンが実行されることを示しています。問合せ名または相関名がある場合は,問合せ名または相関名が表示されます。 |
||
INDEX TYPE |
インデクス種別(B-treeインデクス,テキストインデクス,またはレンジインデクス)を示しています。 |
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INNER JOIN |
内結合が指定されていることを示しています。 |
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INSERT STATEMENT |
INSERT文が実行されることを示しています。 |
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J |
JOIN TYPE |
結合種別を示しています。 |
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K |
KEY SCAN |
表の検索処理で,キースキャンが実行されることを示しています。 |
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L |
LIMIT オフセット行数,リミット行数 |
LIMIT句が指定されていることを示しています。オフセット行数の指定がない場合は,オフセット行数は表示されません。 オフセット行数とリミット行数の両方,またはどちらか一方に?パラメタが指定されている場合は,? PARAMETERと表示されます。 |
|
LEFT OUTER JOIN |
LEFT OUTER JOINによる外結合が指定されていることを示しています。 |
||
LOCAL HASH GROUPING |
ローカルハッシュグループ化が実行されることを示しています。また,ハッシュグループ化領域で処理できない行がある場合,作業表を作成することがあることも示しています。 |
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N |
NESTED LOOP JOIN |
表の結合処理で,ネストループジョインが実行されることを示しています。 |
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O |
ORDER |
非順序実行方式が適用されないで,順序実行方式が適用されることを示しています。 |
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P |
PARALLEL |
検索系SQLに対して,SQLパラレル実行機能が適用されることを示しています。 |
|
PARALLEL DISABLED |
検索系SQLに対して,SQLパラレル実行機能が適用されないことを示しています。 |
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PROBE COLUMN |
表の結合方式にハッシュジョインが適用される場合,内表の結合列の情報が出力されます。また,ハッシュフィルタが適用される場合は,ハッシュフィルタの情報も出力されます。 |
||
外への参照列を含まない副問合せの処理方式にハッシュ実行が適用される場合は,探索条件に指定された副問合せの結果と比較する列の情報が出力されます。 外への参照列を含む副問合せの処理方式にハッシュ実行が適用される場合は,副問合せ中に指定された外への参照列の情報が出力されます。 また,ハッシュフィルタが適用される場合は,ハッシュフィルタの情報も出力されます。 |
|||
PURGE CHUNK STATEMENT |
PURGE CHUNK文が実行されることを示しています。 |
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Q |
QUERY |
副問合せおよび導出表以外の問合せが指定されていることを示しています。 |
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QUERY SCAN(QUERY 問合せツリー番号) |
問合せ検索が実行されることを示しています。 |
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R |
RECURSIVE |
再帰的問合せが実行されることを示しています。 |
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RIGHT OUTER JOIN |
RIGHT OUTER JOINによる外結合が指定されていることを示しています。 |
||
S |
SEGMENT |
セグメントのスキップ条件を使用します。 |
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SELECT STATEMENT |
SELECT文が実行されることを示しています。 |
||
SET OPERATION |
集合演算が指定されていることを示しています。 |
||
SET OPERATION TYPE |
実行される集合演算の種類を示しています。 |
||
SKIP COND |
レンジインデクス条件の種別です。 |
||
SORT GROUPING |
ソートグループ化が実行されることを示しています。 |
||
SORTING {BYTE|ISO} |
ORDER BY句によるソート処理が実行されることを示しています。ただし,ORDER BY句を指定した場合でも表示されないときがあります。 |
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SPECIFIC |
集合演算方式指定が有効になることを示しています。 |
||
副問合せ処理方式指定が有効になることを示しています。 |
|||
GROUP BY句に指定したグループ化方式指定が有効になることを示しています。 |
|||
SELECT重複排除方式指定が有効になることを示しています。 |
|||
インデクス指定が有効になることを示しています。 |
|||
結合方式指定が有効になることを示しています。 |
|||
SPECIFIC DISABLED |
インデクス指定が無効になったことを示しています。 |
||
結合方式指定が無効になったことを示しています。 |
|||
SUBQUERY |
ネストループ実行,ハッシュ実行以外の副問合せが適用されることを示しています。 |
||
SUBQUERY HASH |
副問合せの処理方式で,ハッシュ実行が適用されることを示しています。 |
||
SUBQUERY LOOP |
副問合せの処理方式で,ネストループ実行が適用されることを示しています。 |
||
T |
TABLE FUNCTION DERIVED TABLE(相関名) |
表関数導出表が指定されていることを示しています。 |
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TABLE SCAN |
表の検索処理で,テーブルスキャンが実行されることを示しています。 |
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TABLE VALUE CONSTRUCTOR SCAN |
表値構成子を検索することを示しています。 |
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U |
UNIQUE |
このユニークインデクスが,一意性制約に違反していない状態であることを示しています。 |
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UNIQUE INVALID |
このユニークインデクスが,一意性制約に違反している状態であることを示しています。 |
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UNNEST |
集まり導出表が指定されていることを示しています。 |
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UNNEST DERIVED TABLE SCAN(相関名) |
集まり導出表が指定されていることを示しています。また,指定されている集まり導出表の相関名が表示されます。 |
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UPDATE STATEMENT |
UPDATE文が実行されることを示しています。 |
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USE FILTER |
使用するハッシュフィルタの番号が出力されます。 |
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USING CACHE |
副問合せの結果を格納するためのキャッシュが使用されることを示しています。 |
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USING COST |
表またはインデクスに関するコスト情報が収集されていることを示しています。 |
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W |
WINDOW |
ウィンドウ関数が指定されていることを示しています。 |
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WORK TABLE SCAN(WORK TABLE 作業表番号) |
作業表の検索が実行されることを示しています。作業表番号とは,作業表を一意に識別するために割り当てられた番号のことです。 |